2017年10月10日

販売課金プラットフォーム「KaKing(カキング)」が
TIS株式会社の契約管理システムとして採用

  • GMOインターネット株式会社

 GMOインターネット株式会社(以下、GMOインターネット)のクラウドサービス「Z.com Cloud」は、2017年9月1日より、TISインテックグループのTIS株式会社(代表取締役社長:桑野 徹 以下、TIS)が展開するデータセンターサービスの契約管理に、販売に関する業務を一元管理できる販売課金プラットフォーム「KaKing(カキング)」(URL: https://cloud.z.com/jp/products/kaking/)を採用いただいたことをお知らせします。
 「KaKing」は、お客さま(エンドユーザー)ごとに様々な契約・課金形態で提供しているサービスにおいても、契約から請求、明細に至るまで包括的な管理が可能なうえ、コストパフォーマンスの高い点が評価され、この度の採用に至りました。


【「KaKing」について】
(URL:https://cloud.z.com/jp/products/kaking/

 「KaKing」は、見積もりから契約、請求、決済まで、販売に関する業務を一元管理できる販売課金プラットフォームです。顧客、商品、売上などのデータ管理や、請求・入金管理、月額・従量といった課金の仕組みなど、お客様のサービスを「売る」ために必要な機能を総合的に備えており、中小企業のビジネスや大企業の事業展開において、『業務効率の改善』と『ビジネスモデルの改革』の面から支援いたします。


 
■業務効率の改善

 これまで、顧客情報や売上、請求・入金記録などをエクセルに都度入力して管理していた企業は、「KaKing」を利用することで、各情報をコントロールパネル上で一元管理できるほか、受発注データの作成や入金照合による消し込み処理などの煩雑な販売管理業務を、すべて自動化することが可能となります。これにより、業務プロセスの大幅な効率化が図れるだけでなく、手作業による人為的なミスの発生を防ぐことができます。


 
■「継続課金」によるビジネスモデルの改革

  「KaKing」では、1回の契約(取引)ごとに代金回収を行う「都度課金」、使用した量だけ請求する「従量課金」に加え、定額制の音楽配信サービスなどのように、利用した期間に応じて料金を請求する「継続課金(サブスクリプション)」に対応しており、サービスごとに課金方式を自由に組み合わせることが可能です。

 これまで「都度課金」型のみでサービスを販売していた企業は、「継続課金」型のビジネスモデルを導入することで、新たな顧客を獲得できるうえ、ストック型の安定した収益を確保できます。




【TISによる「KaKing」採用について】

 TISは、SI(システムインテグレーション)・受託開発に加え、基幹システムやアプリケーション、システム運用のプラットフォームなど、サービス型のITソリューションを多数提供しています。そのサービス領域の1つであるデータセンターサービスにおいては、サーバーやネットワーク機器をはじめ、各種クラウドサービス、セキュリティ対策関連サービスまでをワンストップで提供しています。

 

■採用の背景

 TISのデータセンターサービスでは、お客様(エンドユーザー)によってサーバーラックのサイズが異なるだけでなく、業態やニーズに応じて様々なサービスを柔軟に組み合わせて提供しているため、その課金方法や契約期間も多岐にわたり、明細が複雑化していました。TISでは、サービスの契約・請求を行う社内システムはあるものの、お客様が利用しているサービスの細かな明細までを包括的に管理する機能は弱く、各担当者が個別にエクセルで契約データや資料の管理を行っていました。そのため、管理する明細項目が統一されておらず、包括的に契約状況を把握しにくいほか、担当者の異動等による引き継ぎにも手間がかかり、結果として契約管理業務が煩雑化していることが課題となっていました。

 

■採用の理由

 TISは、こうした課題を解決するべく、お客様の多様な契約情報・明細を一元管理でき、サービスの柔軟な組み合わせに対応できる、契約管理システムを比較検討していました。主に以下のポイントで比較検討を行った結果、最もコストパフォーマンスに優れていたクラウド型の販売課金プラットフォーム「KaKing」を採用するに至りました。

①    コストを抑えながら、柔軟な管理ニーズに対応

TISのデータセンターサービスでは、提供するサービスや課金方法、お客様の業態も多岐にわたるため、様々な要件を満たすよう管理システムが必須でした。しかし、要件に応じて1からカスタマイズするには、その後のメンテナンス費用も含めて高額なコストがかかります。一方、クラウド型の「KaKing」は、契約管理に必要な機能が標準で備わっており、初期費用も低コスト、月額は9万8,000円(税抜)で利用できる点が導入のポイントとなりました。また、月額定額制のため、売上やアカウント数の増加による追加コストが発生しない点もメリットです。

②    月間10万件超の管理実績と強固なセキュリティ対策

TISでは、クラウドを利用した契約管理は初めての取り組みであったため、高いセキュリティ要件を満たしていることが条件でした。この点は、GMOインターネットが、情報セキュリティ管理においてISMS認証を取得しているほか、様々なセキュリティ対策や耐障害性が整っていたため、解決することができました。また、「KaKing」は、月間10万件超のサービス運用実績を持つGMOインターネットが販売管理基盤として実際に使用してきたシステムを元に開発されており、その稼働実績があったことも採用の後押しとなりました。



【現状の評価と今後の展開】

 TISでは、「KaKing」の導入にあわせて業務管理フローを統一し、契約情報を一元管理できるようになったことで、常に最新のデータが把握できるようになり、個人の作業分担を明確化することができたとの評価をいただいています。管理する仕組みづくりと、管理すべき項目の一元管理ができたことが、業務の正確性や効率化に繋がっています。

 「KaKing」では、機能の拡充を順次行っていることから、今後はお客様との対応内容を時系列に記録できる「対応履歴」機能を活用した進捗管理や、各代理店が「KaKing」機能を利用できる「代理店管理」機能のOEMビジネスの活用など、新たな使い方も検討いただいております。また、今回の「データセンターサービス」を皮切りに、「クラウドサービス」や「セキュリティサービス」といった他サービスへの導入も視野に入れていただいています。


■TIS株式会社 常務執行役員 プラットフォームサービス本部長 佐藤 祐次様 からのコメント

 TIS株式会社は、GMOインターネット株式会社様が提供する「KaKing」が、弊社データセンターサービスの契約管理に導入されたことを、心より歓迎いたします。

 弊社の提供サービスの一つであるデータセンターサービスは、同市場において国内最大級の規模で運営されています。

 GMOインターネット株式会社様が20年以上にわたってITインフラを運用してきた経験と実績から生まれた「KaKing」が、その新たな契約管理システムとして、これからの時代の変化や多様化するニーズに対応しうる安定した基盤となることを確信しています。また、今回の導入によって私どもが担当しています他のサービスにも利用を拡大し、将来的に組織の共通基盤となれば一層のこと業務の効率化が計れるものと期待しています。



【TIS株式会社について】

TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/

  • 【サービスに関するお問い合わせ先】

    ●GMOインターネット株式会社
     事業本部 クラウド事業部 神田
     TEL:03-5458-8157 FAX:03-5489-1038
     E-mail:info@kaking.jp

  • 【報道関係お問い合わせ先】

    ●GMOインターネット株式会社
     グループ広報・IR部 石井・島田
     TEL:03-5456-2695  E-mail:pr@gmo.jp

会社情報

  • GMOインターネット株式会社

    株式情報 東証一部(証券コード9449)
    所在地 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
    代表者 代表取締役会長兼社長 グループ代表 熊谷 正寿
    事業内容 ■インターネットインフラ事業
    ■インターネット広告・メディア事業
    ■インターネット金融事業
    ■モバイルエンターテイメント事業
    資本金 50億円
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