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https接続できない原因とは?SSLエラーの解決方法を紹介

「httpsの接続がうまくいかない」という問題に直面したことはありませんか?httpsの接続で突然エラーが発生すると、多くの方が不安に感じてしまいます。

結論からいうと、このエラーは多くのエンジニアやユーザーが遭遇する問題であり、原因を突き止めれば早急に解決できるケースが多いです。

httpsに接続できない問題は、大体の場合サイトの信頼性を保つために重要なSSLエラーに関連しています。この問題について理解し適切に対処することで、WEBサイトの安全性を高め、ユーザー体験を改善することが可能です。

この記事では、httpsに接続できない原因や、具体的な対処法を分かりやすく解説します。

目次

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  1. https接続できない原因とは
  2. httpsに接続できない主な原因
  3. httpsの接続エラー時に確認するポイント
  4. ブラウザのバージョン
  5. セキュリティソフトによる干渉
  6. 注意点
  7. SSLサーバ証明書の期限と発行元
  8. リダイレクトループの有無
  9. リダイレクトループの主な解決方法
  10. ポート番号
  11. SSL接続エラーの種類
  12. 【各サービス別】https接続できない場合の対処法
  13. Google Chrome
  14. Firefox
  15. Safari
  16. iPhone / iPad
  17. Android
  18. GMOグローバルサインが安心・安全な接続を実現
  19. まとめ

https接続できない原因とは

httpsに接続できない原因を明確にする前に、httpsについての理解を深めましょう。

httpsとは、「Hypertext Transfer Protocol Secure(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル・セキュア)」の略称で、WEBサイトとブラウザ間の情報を暗号化するためのプロトコルを示します。

SSL(暗号化通信)によってセキュリティを高めることで、第三者による情報の盗難や改ざんのリスクを抑制できます。なお、似たような言葉で「http」がありますが、こちらは暗号化されていないため注意が必要です。

【関連記事】httpとhttpsの違いとは|SSLサーバー証明書の確認方法や信頼できるサイトの見極め方

httpsに接続できない主な原因

「https://~」で始まるSSLサイトに接続できない具体的な原因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ブラウザのバージョンが古い、またはhttpsに対応していない
  • セキュリティソフトウェアによる干渉
  • SSLサーバ証明書の期限切れや発行元の問題
  • URLのリダイレクトループ
  • WEBサーバーがhttps用のポート番号を設定していない

「https://~」で始まるSSLサイトに接続できない原因は多岐にわたります。まずは原因を明確にすることが大切です。

httpsの接続エラー時に確認するポイント

httpsの接続エラーが出た際には、確認すべきポイントが複数あります。接続エラーを効率的に解消するためにも、以下のポイントを順番にご確認ください。

  1. ブラウザのバージョン
  2. セキュリティソフトによる干渉
  3. SSL/TLS証明書の期限と発行元
  4. リダイレクトループの有無
  5. ポート番号

ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。

ブラウザのバージョン

httpsに接続できない場合、まずは使用しているブラウザのバージョンを確認しましょう。古いバージョンや特定のブラウザは、httpsの接続に対応していないことがあります。

エラー画面とともに接続できない事態を引き起こす可能性があるため、ブラウザのバージョンを確認し、古ければ最新のバージョンにアップデートしましょう。

セキュリティソフトによる干渉

導入しているセキュリティソフトウェアが、httpsへの接続を妨げていないか確認しましょう。ウイルスやマルウェア対策のために導入したソフトウェアは、誤ってhttpsの接続をブロックしてしまうことがあります。

この場合、ウイルスやマルウェアスキャンを実施したあと、ソフトウェアを一時的に無効化し、問題なく接続できるか確かめましょう。

注意点

セキュリティソフトを無効化している間は、ウイルスやマルウェアからの攻撃を受けやすくなります。必ずスキャンしたあとに確認を取りましょう。

【関連記事】マルウェアとウィルスの違い|マルウェアとは何なのか、特徴や感染時の対策を解説

SSLサーバ証明書の期限と発行元

https接続に重要な役割を果たすSSSLサーバ証明書の有効性を確認しましょう。</span>httpsに接続する場合、サーバーにSSLサーバ証明書が必要です。

この証明書が期限切れであったり、信頼できない認証局によって発行されていたりすると、ブラウザはユーザーからの接続を拒否します。

リダイレクトループの有無

リダイレクトループの有無も確認すべきポイントの1つです。

httpsにリダイレクトされるURLが無限ループに陥っていると、ブラウザの接続が中止され、エラーが表示されることがあります。

これをリダイレクトループと呼び、問題を解決するにはリダイレクトの設定を見直す必要があります。

リダイレクトループの主な解決方法

  • 特定のWEBサイトのクッキーを消去する
  • WEBサイト、サーバー、プロキシ、ブラウザのキャッシュをクリアする
  • WordPressの設定を見直す

ポート番号

最後に、WEBサーバーにおけるhttps接続のためのポート番号が、適切に設定されているのかを確認する必要があります。

通常、https接続はポート443を使用しますが、この設定が適用されていない場合、WEBサイトに正しくアクセスすることができません。

そのため、WEBサーバーにおけるポート番号を確認し、もしも適切でなければ443に変更しましょう。

SSL接続エラーの種類

SSL接続エラーには複数の種類があります。一般的なSSL接続エラーの特徴と、具体的な対処法について一覧表で紹介します。

SSLエラーコード 特徴 対処法
NET:ERR_CERT_AUTHORITY_INVALID WEBサイトのSSL証明書が信頼できない認証局から発行された場合に発生する 信頼できる認証局から新しい証明書を取得する
NET::ER_CERT_COMMON_NAME_INVALID 証明書の名前がインストールされているドメインと一致しない場合に発生する 証明書を再発行し、共通名(サーバーの名前またはIPアドレス)が正しいことを確認する
SSL Handshake Failed 利用者とサーバーの間でSSLハンドシェイク(システム間で同期してデータの処理や調整をすること)が失敗したときに発生する 証明書の問題、サーバーの設定の問題、古いブラウザの使用など、さまざまな原因を確認する
ERR_SSL_OBSOLETE_VERSION WEBサイトが古い、安全でないバージョンのSSLまたはTLSを使用している場合に発生する サーバー側で最新のセキュリティプロトコルに更新する
ERR_SLL_PROTOCOL_ERROR SSLプロトコル自体に問題がある場合に発生する サーバー設定の確認や証明書の確認など、技術的な知識を用いて問題を特定し解決する

【関連記事】「このサイトは安全に接続できません」と表示されたときの解除方法

【各サービス別】https接続できない場合の対処法

続いて、各サービス別にhttpsに接続できない問題の対処法を解説します。

サービスやプラットフォームごとに行うべき対処法が異なるため、それぞれの状況に合った方法で解決を目指しましょう。

Google Chrome

Google Chromeでhttpsに接続できない場合、まずはブラウザのバージョンを確認しましょう。バージョンを更新することで、https接続の問題が解決することがあります。

そのほか、ブラウザのキャッシュやCookieをクリアする、システムの日付と時刻を同期するなどの対処法もあります。

使用しているオペレーティングシステムでSSL状態を削除する方法もありますが、これはコンピュータに保存されているすべての証明書が削除されるため注意が必要です。

Firefox

Firefoxで起こっている問題も、Google Chromeと似たような対処法が有効です。主な対処法は以下の通りです。

  • ブラウザのバージョンとアップデート状況を確認する
  • システムの日付と時刻を確認して調整する
  • FirefoxのキャッシュとCookieを削除する
  • コンピュータのSSL証明書を削除する

Firefoxには「安全な接続を確立できませんでした」のようなエラーメッセージが表示される場合があります。

原因としては、証明書が無効、サーバーが正しい情報をブラウザに提供していないなどが挙げられます。

Safari

Safariで生じた問題も、Google Chromeと似たような手順で対処してください。まずはブラウザのバージョンを確認し、その後、システムの日付と時刻を確認して調整します。

それでも解決しない場合、macOSのコンピュータでSSL証明書を削除しましょう。その上でエラーが出る場合は、以下の手順でSafariのCookieとキャッシュを削除してください。

  1. Safariの「設定」を開く
  2. 「履歴を消去」をクリック
  3. SSL接続エラーが出たサイトを再度読み込む

エラーの原因がサーバー側の設定にない限り、この手順で多くのエラーは解決します。

iPhone / iPad

iPhoneやiPadでは、最初にデバイスの日付と時刻が同期されているかを確認します。その後、以下の手順でブラウザのCookieとキャッシュを削除しましょう。

  1. 設定メニューから「Safari」を選択
  2. 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ

この手順でキャッシュとCookieを削除できます。また、iOSの更新やリセットも接続問題の対処法として有効です。

Android

Android端末でhttps接続に問題がある場合、まずは日付と時刻の設定を確認しましょう。

手順は、「設定」アプリを開き「一般管理」、「日付と時刻」の順番で進み、「自動日時設定」をチェックします。この項目が有効になっていれば問題ありません。

その後は、以下の流れでブラウザアプリのキャッシュと閲覧データをクリアしてみてください。

  1. ブラウザアプリから「設定」を開く
  2. 「プライバシーとセキュリティ」を選択
  3. 「閲覧履歴データの削除」をタップ
  4. 「Cookieとサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」を選択し、「データを削除」をタップ

ブラウザアプリのキャッシュと閲覧データを削除したあと、接続エラーが再度出ているかご確認ください。

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画像引用元:GMOグローバルサイン

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まとめ

本記事では、エンジニアや一般ユーザーが遭遇する「https接続できない」という問題が起こる原因、具体的な対処法を解説しました。

httpsに接続できない状況に陥ったら、まずはブラウザのバージョン、セキュリティソフトによる干渉など、複数のポイントをご確認ください。

エラーを解決するためには、原因を正確に把握し、その上で状況に適した対処法を講じることが大切です。

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文責:GMOインターネットグループ株式会社