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ボットネットとは?仕組みや危険性、悪用されないための対策を解説

「ボットネットとは何?」「仕組みや危険性が気になる」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ボットネットとは、マルウェアに感染したコンピュータをネットワーク化したものを指します。

攻撃者の指令に従って大量のボット(感染PC)が協調的に動作することで、DDoS攻撃やアカウント乗っ取り、スパムメール送信など、さまざまなサイバー攻撃に悪用されるのです。

ボットへの感染は、日常のインターネット利用の中にも潜んでおり、個人や企業に甚大な被害をもたらす危険性があります。

この記事では、ボットネットの仕組みや危険性、感染しないための対策方法について詳しく解説します。

目次

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  1. ボットネットとは
  2. ボットネットの仕組み
  3. ボットの主な感染経路
  4. ボットネットの危険性
  5. ボットネットを悪用した主なサイバー攻撃
  6. DDoS攻撃
  7. アカウントの乗っ取り
  8. 迷惑メール・スパムメールの送信
  9. ユーザーアクティビティの監視
  10. ボットネットの一部にならないための対策方法
  11. OS・システムを常に最新の状態に保つ
  12. 不審なメールやURLを開かない
  13. 安全なパスワードを設定する
  14. アンチウイルスソフトを導入する
  15. ボットネットの対策ならGMOサイバーセキュリティ byイエラエにお任せ
  16. まとめ

ボットネットとは

ボットネットとは、マルウェアに感染したコンピュータをネットワーク化したものを指します。

数百から数十万台ものボット(感染PC)が、攻撃者の指令に従って協調的に動作する点が特徴です。

ボットネットは、サイバー攻撃の強力な基盤として機能し、インターネット全体のセキュリティを脅かす存在となっています。

サイバー犯罪者にとって魅力的な攻撃インフラであり、その脅威は年々深刻さを増しているといえるでしょう。

なお、ボットに感染したPCは、ユーザーの知らないうちにサイバー攻撃の踏み台にされてしまうリスクがあります。

ボットネットの一部にならないためにも、基本的なマルウェア対策が重要となります。

ボットネットの仕組み

ボットネットは、ボットマスター(攻撃者)とボット(感染PC)から構成されます。

ボットマスターは、メッセージ送受信のための中央サーバー「C&Cサーバー」を介してボットに命令を送り、ボットネット全体で攻撃を実行させます。

攻撃者がボットネットを作成するまでの流れは以下の通りです。

▼ボットネット作成までの流れ

  1. 攻撃者はボット感染に使うマルウェアを作成する
  2. マルウェアをインターネット上に配布する
  3. ユーザーのPCがマルウェアに感染する
  4. 感染PCは自動的にC&Cサーバーに接続される
  5. 攻撃者はC&Cサーバーを通じて多数のボットを操り、サイバー攻撃を仕掛ける

攻撃者はボットネットを利用して、DDoS攻撃や情報窃取、スパム送信などを行います。

ボットネットは、攻撃者にとって強力な武器となり、サイバー犯罪を容易に実行できる環境を構築します。

ボットの主な感染経路

ボットの感染経路は、メールの添付ファイルや改ざんされたWebサイト、脆弱性を突いた不正アクセスなど、多岐にわたります。

例えば、有名な人物や企業になりすまし、メールの添付ファイルをダウンロードさせるといった手口が一般的です。

また、正規のソフトウェアを装ったマルウェアを配布し、ユーザーに気付かれないよう感染を広げる手法も存在します。

このように日常的なインターネット利用の中に、ボットネットの感染リスクは潜んでいます。

ボットネットの危険性

ボットネットは、インターネット全体のセキュリティを脅かす深刻な脅威です。

ボットネットを悪用したサイバー攻撃により、個人や企業に甚大な被害がもたらされる恐れがあります。

▼ボットネットによる主な被害リスク

  • 金銭的被害が生じる
  • 個人情報が流出する
  • Webサイトが改ざんされる
  • インターネットへのアクセスが妨害される
  • 企業の信用が失墜する

ボットネットは、サイバー犯罪者の格好の攻撃基盤となっており、社会全体のリスクを高めています。

ボットネットを使った攻撃は規模が大きく、セキュリティリスクが甚大となる可能性があるため、日頃から徹底したセキュリティ対策が求められます。

ボットネットを悪用した主なサイバー攻撃

ボットネットは、さまざまなサイバー攻撃に利用されています。以下、代表的な攻撃手法を4つ紹介します。

DDoS攻撃

DDoS攻撃は、大量のトラフィックでサーバーやネットワークを麻痺させるサイバー攻撃です。

ボットネットを使えば、膨大な数の攻撃元を確保でき、大規模なDDoS攻撃が可能となります。

ボットマスターの指令で一斉に大量のリクエストを送信することで、標的のシステムやサーバーに負荷をかけ、Webサービスの停止に追い込みます。

ボットネットによるDDoS攻撃は、企業のWebサイトや重要インフラを脅かす深刻な脅威といえるでしょう。

なお、DDoS攻撃の詳細については以下の記事で解説しています。

【関連記事】DDoS攻撃とは?主な種類と5つの対策方法を紹介

アカウントの乗っ取り

ボットネットは、ID・パスワードのブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)にも用いられます。

ブルートフォース攻撃とは、考えられる全ての組み合わせを試してパスワードを突き止める攻撃手法のことです。

大量のボットを動員することにより、短時間でパスワードを突破し、アカウントを乗っ取ることができるのです。

乗っ取られたアカウントは、なりすまし行為や不正送金など、二次被害を引き起こす危険性があります。

ブルートフォース攻撃について詳しく知りたい場合は、以下の記事をご確認ください。

【関連記事】ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)とは?被害事例や対策方法を紹介

迷惑メール・スパムメールの送信

大規模なボットネットを操り、大量の迷惑メールやスパムメールを送信する場合もあります。

ボットマスターは、正規のメールサーバーを経由せず、ボットから直接メールを送ることで送信元を隠蔽します。

これにより、スパムフィルタを回避し、大量のメールを一気に配信できるのです。こうしたスパムメールは、フィッシング詐欺など他のサイバー攻撃にも悪用されます。

ユーザーアクティビティの監視

ボットネットを構築するマルウェアに、キーロガーなどのソフトウェアが仕込まれていることも珍しくありません。

キーロガーを使ってユーザーのキーストロークを記録することで、攻撃者は対象の個人情報や機密情報を盗み取ります。

パスワードやクレジットカード情報、メールの内容などが筒抜けになる恐れがあります。キーロガーの仕組みや対策については以下の記事でご確認ください。

【関連記事】キーロガーとは?主な種類と攻撃手法、効果的な対策方法を解説

ボットネットの一部にならないための対策方法

ボットネットの脅威から身を守るには、日頃から予防策を講じることが重要です。ここでは、ボットネットの一部にならないための対策を4つ紹介します。

OS・システムを常に最新の状態に保つ

OS・システムに存在する脆弱性を突いた攻撃が横行しているため、修正パッチを適用し、常に最新の状態に保つことが重要です。

脆弱性を放置することは、ボットネットの感染リスクを高めることに他なりません。

自動更新機能を有効にして、OSやソフトウェアのアップデートを即時適用しましょう。

不審なメールやURLを開かない

ボットへの感染は、不審なメールの添付ファイルやリンクから広がることが多い傾向にあります。

マルウェアへの感染を防ぐために、心当たりのない差出人からのメールは、安易に開かないようにしましょう。

また、有名な企業や取引先からのメールであっても、なりすましの可能性があるため、メールアドレスや内容を十分に確認することが大切です。

安全なパスワードを設定する

組織や企業で使用するアカウントのパスワードは、長めの英数字・記号を組み合わせた複雑なものを使用しましょう。

推測されにくいパスワードを用いることで、ボットによるアカウント乗っ取りのリスクを軽減できます。

また、パスワードを突破されたときのために、多要素認証を活用するのも有効な対策の1つといえるでしょう。

多要素認証の種類や設定方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】多要素認証(MFA)とは?二要素認証・二段階認証との違いやメリットを解説

アンチウイルスソフトを導入する

アンチウイルスソフトは、ボットへの感染を防ぐ上で欠かせません。信頼できるベンダーの製品を導入し、ウイルス定義ファイルを最新に保つことが肝要です。

リアルタイム検知の機能を有効にすることで、怪しいファイルのダウンロードをブロックし、マルウェア感染を未然に防止できます。

ただし、アンチウイルスソフトは万能ではないため、日頃の注意と併せて活用することが大切です。

ボットネットの対策ならGMOサイバーセキュリティ byイエラエにお任せ

GMOサイバーセキュリティ byイエラエ

画像引用元:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ

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セキュリティ診断から監視、インシデント対応まで、ワンストップでソリューションを提供し、お客様のセキュリティ向上をご支援いたします。

ボットネット対策に不安を感じている方は、ぜひ「GMOサイバーセキュリティ byイエラエ」にご相談ください。

まとめ

この記事では、ボットネットの仕組みや危険性、感染しないための対策方法について解説しました。

ボットネットは、攻撃者にとって強力なサイバー攻撃の基盤であり、DDoS攻撃やアカウント乗っ取り、情報窃取など、さまざまな脅威をもたらします。

日頃からOSやソフトウェアを最新の状態に保ち、不審なメールやURLを開かないなど、適切な予防策を講じることが重要です。

また、安全なパスワードの設定やアンチウイルスソフトの導入も欠かせません。

ボットネット対策に不安を感じている方は、「GMOサイバーセキュリティ byイエラエ」のサービス活用をぜひご検討ください。

文責:GMOインターネットグループ株式会社

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