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パスワードが漏洩・流出するリスクとは?原因や対処法を詳しく解説

  • パスワードが漏洩・流出するリスクとは?
  • パスワードが漏洩する主な原因を知りたい
  • 効果的な対処法・対策を教えてほしい

このような疑問がある方もいるのではないでしょうか。パスワードが漏洩すると、個人や企業にとって深刻なリスクを引き起こす可能性があります。金銭的な被害にとどまらず、企業イメージやブランドイメージの失墜に繋がる恐れも考えられます。

パスワードの漏洩を防ぐためには、まずは漏洩被害が起こる原因を把握し、その上で状況に合った対策を立てることが重要です。そこで今回は、パスワードが漏洩するリスクや原因、効果的な対処法・対策について解説します。

目次

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  1. パスワードが漏洩するリスク・被害
  2. ID・パスワードの漏洩被害は5億件以上
  3. Googleから「保存したパスワードの一部がウェブ上に漏洩しました」という通知が届く場合も
  4. パスワードが漏洩する主な原因
  5. シンプルなパスワードを設定している
  6. パスワードを使いまわしている
  7. パスワードの保管方法が不適切
  8. フィッシング詐欺の被害に遭っている
  9. セキュリティに脆弱性がある
  10. パスワードが漏洩したときの対処法
  11. 漏洩した事実を迅速に共有する
  12. 漏洩したパスワードを特定する
  13. パスワードを変更する
  14. 専門機関に相談する
  15. パスワードの漏洩を防ぐための対策
  16. 複雑なパスワードを設定する
  17. 多要素認証を採用する
  18. パスワードを使いまわさない
  19. パスワード管理ツールを導入する
  20. パスワードの管理ならGMOトラスト・ログインにお任せ!
  21. まとめ

パスワードが漏洩するリスク・被害

パスワードの漏洩は、個人や企業にとって深刻なリスクを引き起こす可能性があります。特に企業における重要なアカウントのパスワードが漏洩した場合、攻撃者がアクセスを得ることで社内の機密情報が流出し、企業活動に甚大な影響を及ぼす恐れがあります。

▼パスワードが漏洩する主なリスク・被害

  • 不正ログインによりデータを改ざん・消去される
  • 電子メールの内容を盗聴される
  • 個人情報が第三者に流出する
  • 多額の賠償金を請求される
  • 企業としての信用やブランドイメージが失墜する

このように、パスワードの漏洩はデータの損失や改ざんだけでなく、企業の財務的・信用的な損害に直結します。被害を防ぐためには、セキュリティ対策の強化が不可欠です。

ID・パスワードの漏洩被害は5億件以上

現代では、ID・パスワードの漏洩被害が頻繁に起こっています。過去に漏洩したログイン情報を収集し、情報セキュリティの啓蒙を行っている「Have I been pwned?(HIBP)」では、5億5,000件以上の漏洩したパスワード情報を保有しています。

つまり、「HIBP」が収集している範囲だけでも、ID・パスワードの漏洩被害は5億5,000件以上発生していることになります。この件数はあくまで「HIBP」が収集できた情報に限られるため、実際の被害件数はさらに多いと言えるでしょう。

Googleから「保存したパスワードの一部がウェブ上に漏洩しました」という通知が届く場合も

Googleから「保存したパスワードの一部がウェブ上に漏洩しました」という通知が届くことがあります。これは、現在入力したID・パスワードと全く同じ組み合わせが、過去に別のサイトから漏洩していることを知らせるメールです。

このメールが届いたということは、利用者が複数のサイトで同じパスワードを使用していることを意味します。もしも同じパスワードを複数のサイトで使いまわしていた場合、不正アクセスによって個人情報に加えて、クレジットカード情報などが流出する危険性が高まります。

そのため、Googleからこのメールが届いたらすぐにパスワードを変更し、使いまわしをやめることを推奨します。また、この通知を受け取った際は、攻撃者からの偽メールの可能性もあるため、メールの真偽を確認することが重要です。

パスワードが漏洩する主な原因

パスワードが漏洩する原因はさまざまです。漏洩を防ぐためには、これらの原因を正確に理解することが重要です。

  1. シンプルなパスワードを設定している
  2. パスワードを使いまわしている
  3. パスワードの保管方法が不適切
  4. フィッシング詐欺の被害に遭っている
  5. セキュリティに脆弱性がある

パスワードの漏洩の多くは、ユーザー自身のセキュリティ管理の甘さに起因しています。各原因について詳しく見ていきましょう。

シンプルなパスワードを設定している

自身の誕生日や「password」のようなシンプルで予測しやすいパスワードを設定することは、セキュリティ上非常にリスクが高い行為です。このようなパスワードは、攻撃者による総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)によって容易に解読される恐れがあります。

例えば、ユーザーの名前と誕生日を組み合わせた簡単なパスワードを利用している場合、攻撃者によって解読される恐れがあるため、推測しにくい複雑な文字を追加することが求められます。

パスワードを使いまわしている

パスワードを複数のアカウントで使いまわしているケースも、パスワード漏洩のリスクが高まります。もしも1つのサービスでパスワードが漏洩した場合、他の全てのアカウントで漏洩のリスクが伴うこととなります。

このリスクを減らすためには、各サービスごとで異なるパスワードを設定する必要があります。

パスワードの保管方法が不適切

パスワードの保管方法が不適切である点も原因の1つとして考えられます。例えば、大切なパスワードを紙やデジタルファイルに書き留めておくと、第三者に簡単に盗聴されるリスクがあります。また、以下のようなケースも注意が必要です。

▼パスワードの保管方法が不適切な例

  • 誰でもアクセスできるExcelファイルに保存する
  • 電子メールでパスワードを第三者と共有する
  • デスクの見えるところにパスワードのメモを貼り付ける

紙での管理はセキュリティリスクが高いため特に注意が必要です。デジタルファイルで管理する際は、そのファイルを開くためのパスワードを設定することが求められます。

フィッシング詐欺の被害に遭っている

パスワードが漏洩している場合、フィッシング詐欺の被害に遭っている可能性があります。フィッシング詐欺とは、正規のものに見せかけた偽のWebサイトやメールを通じて、ユーザーのパスワードなどの個人情報を盗聴する行為のことです。

攻撃者は銀行や有名企業を装って攻撃を仕掛けてきます。フィッシング詐欺の被害に遭わないためには、リンク先のURLを常に確認し、疑わしいメールは無視するようにしましょう。

【関連記事】フィッシング詐欺とは?具体的な手口や被害に遭わないための対策

セキュリティに脆弱性がある

システムの脆弱性を突かれることにより、パスワードが漏洩する危険性があります。脆弱性とは、システムやソフトウェアに存在するセキュリティ上の弱点のことです。

脆弱性を放置すると攻撃者によって簡単に侵入され、パスワードや重要データが盗聴されることがあります。被害を防ぐためには、システムの定期的なアップデートや脆弱性診断が求められます。

【関連記事】脆弱性診断(セキュリティ診断)とは|その種類ややり方・サービスの選び方

パスワードが漏洩したときの対処法

パスワードが漏洩した際には、迅速かつ効果的な対処を講じる必要があります。本項では、漏洩時に効果的な4つの対処法を紹介します。

  1. 漏洩した事実を迅速に共有する
  2. 漏洩したパスワードを特定する
  3. パスワードを変更する
  4. 専門機関に相談する

各対処法について順番に見ていきましょう。

漏洩した事実を迅速に共有する

パスワードの漏洩が発覚した際は、迅速な情報共有が不可欠です。まずは社内の従業員に共有し、その後、顧客やサービス提供元にも漏洩の事実を伝えましょう。

これにより迅速な対応が可能となり、被害の拡大を防ぐことができます。情報共有の際は、漏洩の事実、影響範囲、対応方針などを明確に伝えることが重要です。メールや社内通達、Webサイト上での公表など、状況に応じた適切な方法で共有を行いましょう。

漏洩したパスワードを特定する

漏洩の範囲を正確に把握するため、どのパスワードが漏洩したのかを特定する必要があります。漏洩したパスワードが用いられているアカウントを全て把握し、それぞれのセキュリティ状態を確認しましょう。

これは被害の全体像を理解し、適切な対応を取るために必要な行動です。漏洩範囲の特定には、ログイン履歴の確認やセキュリティ報告書の分析などが有効です。

パスワードを変更する

漏洩が確認されたパスワードは直ちに変更しましょう。変更する際はより強固なパスワードに更新し、関連するアカウントについても見直しを行います。

仮にパスワードを使いまわしていた場合、該当する全てのパスワードを変更しなければなりません。パスワードをそのまま放置すると再度漏洩するリスクがあるため、迅速に対処しましょう。

専門機関に相談する

より安全に対処するためにも、専門機関への相談も検討すべきです。相談先としては、以下のような機関が挙げられます。

▼専門機関の一例

  • セキュリティ専門企業
  • 法律事務所
  • データ保護機関

被害の拡大を防ぐため、警察庁や国民生活センターへの相談も検討しましょう。専門機関に相談することで、適切なセキュリティ対策のアドバイスや、必要な法的手続きに関するサポートを受けることができます。

パスワードの漏洩を防ぐための対策

パスワードの漏洩は深刻なセキュリティリスクをもたらし、個人情報の漏洩や不正アクセスに繋がる可能性があります。特に個人情報を扱う企業の場合、パスワードが漏洩した際のリスクが大きくなるため、漏洩が発生する前に以下のような対策が求められます。

  1. 複雑なパスワードを設定する
  2. 多要素認証を採用する
  3. パスワードを使いまわさない
  4. パスワード管理ツールを導入する

効果的な漏洩防止対策を詳しく解説していきます。

複雑なパスワードを設定する

複雑で推測しにくいパスワードを設定すれば、パスワード漏洩のリスクが低減します。単純な文字列や一般的なパスワードは容易に解読される可能性が高いため、以下のような組み合わせが推奨されます。

▼複雑なパスワードの一例

  • 数字 + 小文字 + 大文字:1234abcdABC
  • 大文字 + 特殊文字 + 数字:ABCD!@#1234
  • 小文字 + 数字 + 特殊文字:abcd1234!@#

これらのパスワードは、基本的な構成要素(大文字、小文字、数字、特殊文字)を組み合わせて作られており、総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)に対して高い耐性を持ちます。

多要素認証を採用する

パスワードの複雑化に加えて、多要素認証(MFA)の導入はセキュリティをさらに強化します。多要素認証とは、2つ以上の異なる要素を用いて、デバイスやツールなどのログイン認証を行う方法のことです。

▼多要素認証に用いる3種類の要素

  • 知識情報
  • 所持情報
  • 生体情報

例えば、Webサイトにログインする際、一般的なパスワードの他にワンタイムパスコード(所持情報)を求めるようにするなどが多要素認証に該当します。パスワードだけではないセキュリティ層を構築すれば、結果として不正アクセスの減少に繋がります。

【関連記事】多要素認証(MFA)とは?二要素認証・二段階認証との違いやメリットを解説

パスワードを使いまわさない

同じパスワードを複数のアカウントで使用した場合、1つのアカウントが漏洩すると他のアカウントも危険にさらされます。そのため、各アカウントごとに異なるパスワードを設定するようにしましょう。

例えば、社内で管理するWebサイトやデジタルファイル、クラウドストレージなどのパスワードは、全て異なるものに設定することが求められます。この対策を取ることで、1つのアカウントが侵害されても他のアカウントを保護することができ、リスクの分散を図れます。

パスワード管理ツールを導入する

複数のパスワードを効率的に管理するためには、パスワード管理ツールの利用が推奨されます。パスワード管理アプリとは、IDやパスワードなどの重要情報を安全かつ簡単に管理できるアプリケーションのことです。

このツールは、セキュリティが強化された環境でパスワードを一元管理し、必要なときだけ安全にアクセスできるようにします。また、パスワード生成機能を利用して、独自で複雑なパスワードを作成することも可能です。

パスワードの管理ならGMOトラスト・ログインにお任せ!

画像引用元:GMOトラスト・ログイン

パスワード管理ツールの導入を考えている方は、「GMOトラスト・ログイン」の利用をご検討ください。企業向けのクラウド型パスワード管理ツールであり、安全かつ効率的なパスワード管理を実現します。

このツールを利用すればパスワードの使いまわしを防げるだけでなく、重要情報の一元管理により、パスワードを管理する手間を大幅に削減できます。つまり、セキュリティ上のリスクを低減すると同時に、社内全体で業務の効率化を図れるのです。

▼ID管理導入のメリット

  • ID/パスワード管理の効率化
  • 多要素認証でセキュリティ強化
  • 各種監査の要件クリア

本ツールは基本料金0円で始めることが可能です。「パスワードを一元管理したい」「パスワードの漏洩を防ぎたい」という方は、本ツールの利用を検討してみてください。

まとめ

本記事では、パスワードが漏洩するリスクや原因、効果的な対処法・対策について解説しました。

個人情報を扱う企業のパスワードが漏洩した場合、金銭的被害や企業の信用失墜など、企業活動に甚大な影響を及ぼす可能性があります。まずはパスワードが漏洩する原因を把握し、その上で状況に合った対策を立てることが大切です。

「パスワードの漏洩を防ぎたい」という方には、クラウド型パスワード管理ツールの「GMOトラスト・ログイン」の利用をおすすめします。基本料金0円で利用を開始できるので、ぜひ一度導入を検討してみてください。

文責:GMOインターネットグループ株式会社

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