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ウイルス感染の警告は本物?偽警告の主な種類と効果的な対処法

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スマートフォンやパソコンを使用していると、画面上に「このデバイスはウイルスに感染しています」などの警告が表示される場合があります。この警告が表示された時の対処法で困っている方もいるでしょう。

結論、ウイルスの警告はほとんどが偽警告(フェイクアラート)なので、ブラウザやアプリを閉じれば大抵の場合は解決します。しかし、警告の指示に従ってしまうと、ハッキングや高額な課金請求など、さまざまなリスクが伴うため注意が必要です。

そこで今回は、偽警告の特徴や種類、従った場合のリスクと対処法を解説します。偽警告による被害に遭わないためにも、正しい対処法を事前に理解しておきましょう。

目次

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  1. ウイルスの警告は本物?
  2. ウイルスの偽警告(フェイクアラート)の特徴
  3. 偽のURLで表示される
  4. ウイルスの削除に個人情報の入力が求められる
  5. 突然カウントダウンが始まる
  6. 緊急性を過度にアピールしている
  7. ウイルスの偽警告(フェイクアラート)の種類
  8. セキュリティアラート詐欺
  9. セキュリティシステムの破損
  10. アップデート詐欺
  11. ウイルスの偽警告(フェイクアラート)に従った場合のリスク
  12. 高額な課金請求が届く
  13. デバイスをハッキングされる
  14. 預金を勝手に引き出される
  15. ウイルスの偽警告(フェイクアラート)が表示された場合の対処法
  16. 無視してポップアップを閉じる
  17. URLを確認する
  18. アプリをアンインストールする
  19. セキュリティサービスを導入する
  20. GMOサイバーセキュリティ byイエラエが偽警告の対策を徹底サポート
  21. まとめ

ウイルスの警告は本物?

スマートフォンやパソコンを使用していると、画面上に「ウイルスに感染しています」などの警告が表示されることがあります。しかし、この警告はほとんどが偽警告(フェイクアラート)であり、多くの場合、実際にウイルスに感染しているわけではありません。

特にユーザーにアクションを強要させる警告は偽物である可能性が高く、指示に従うと高額な課金請求が届いたり、デバイスをハッキングされたりなど、さまざまなリスクが伴います。これらのリスクを防ぐためには、画面上にウイルスの警告が表示されても取り乱さず、冷静に対処することが大切です。

なお、iPhoneはセキュリティ性が高いため、悪意のあるプログラムを第三者が実行するのはほぼ不可能です。そのため、デバイスが本物のウイルスを検出することはほとんどありません。

ウイルスの偽警告(フェイクアラート)の特徴

ウイルスの警告が現れた際には、本物と偽物を見分ける必要があります。以下4つのフェイクアラートの特徴を理解しておけば、より正確な判断が下せるはずです。

  1. 偽のURLで表示される
  2. ウイルスの削除に個人情報の入力が求められる
  3. 突然カウントダウンが始まる
  4. 緊急性を過度にアピールしている

それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。

偽のURLで表示される

偽警告は、本来のWebサイトとは異なるURLで表示されることがほとんどです。警告のURLを確認した際、それが正規のURLではない場合は偽警告を疑いましょう。

▼よく使用される偽警告のURL

  • http://www.apple-security-alert.com
  • http://www.google-security-alert.com
  • http://www.windows-security-alert.com

​上記以外にも、IPアドレスをそのままURLに設定しているWebサイトも注意が必要です。例えば、「http://192.0.2.0/」のようなURLです。これら偽サイトのURLは定期的に更新されることを覚えておきましょう。

ウイルスの削除に個人情報の入力が求められる

ウイルスの削除に個人情報の入力が求められた場合、そのWebサイトは偽警告で間違いありません。なぜなら、本物の警告はセキュリティの更新を推奨することはあっても、個人情報の入力は絶対に求めないからです。

▼個人情報の入力が求められる警告文の一例

  • ウイルス削除のために名前や電話番号を入力してください
  • あなたのアカウントが停止されました。解除するにはパスワードを再設定してください

これらの警告文が表示された場合、それは間違いなくフェイクアラートです。また、ボタンやリンクをクリックさせようとする警告も偽物の可能性が高いため、絶対に指示に従ってはいけません。

突然カウントダウンが始まる

偽警告のケースの一つとして、突然カウントダウンが始まる場合があります。「あなたのデバイスは30秒後にロックされます!」などのメッセージとともにカウントダウンが始まった場合は、フェイクアラートの可能性を疑いましょう。

こうしたフェイクアラートは、ユーザーに焦りを感じさせ、考える時間を奪うことを目的にしています。本物のウイルス警告では、このような無意味なカウントダウンは行われません。

緊急性を過度にアピールしている

緊急性を過度にアピールすることも偽警告の特徴の一つです。以下のような緊急性・脅迫的なメッセージには注意しましょう。

▼緊急性をアピールする警告文の一例

  • 今すぐにクリックしてウイルスを駆除してください
  • ただちにパスワードを変更しなければハッキングされます
  • 身代金を支払わなければ警察に逮捕されてしまいます

ユーザーに必要以上の危機感と緊急性を持たせることで、考える時間を与えず、すぐに行動を起こさせることが目的です。本物の警告では、緊急性を煽るようなことはしません。

【関連記事】「ウイルスが検出されました」と出る原因と正しい対処法を詳しく解説

ウイルスの偽警告(フェイクアラート)の種類

ウイルスの偽警告には複数の種類が存在します。代表的なものとして、以下3つの種類をそれぞれ紹介します。

セキュリティアラート詐欺

セキュリティアラート詐欺では、セキュリティセンターを偽った通知が表示され、個人情報の登録や指定番号への電話が要求されます。不快な警告音が鳴るのも、セキュリティアラートの特徴です。

画面上には、「ウイルスが検出されました。セキュリティセンターへ連絡してください」「ブロックを解除するには個人情報の登録が必要です」などのメッセージが表示されます。その要求に従ってしまった場合、数万円の金銭やギフトカードを請求される恐れがあります。

セキュリティシステムの破損

セキュリティシステムの破損を装い、更新ボタンや続行ボタンのクリックを強要してくるケースもあります。「Windowsセキュリティによってシステムが壊れていることが検出されました」などのメッセージが表示され、突如としてカウントダウンが始まるのが特徴です。

指示に従い、不正なアプリやソフトウェアをダウンロードしてしまうと、ウイルスやマルウェアに感染するリスクがあります。感染した結果、個人情報の漏えいやハッキングに繋がる恐れがあるため注意が必要です。

【関連記事】マルウェアとは|ウイルスとの違いや種類・感染経路・感染したときの対処法

アップデート詐欺

アップデート詐欺では、iOSやAndroidのアップデートを要求するポップアップが現れ、ユーザーに特定のアクションを促します。「個人情報を盗まれる恐れがある」「アップデートしないとハッキングされる」などの文言で脅し、アップデートを強要してくるのが特徴です。

指示に従っても実際にOSがアップデートされるのではなく、偽のセキュリティソフトやアプリへのダウンロードに誘導されます。ウイルスやマルウェアの感染リスクがあるため注意しましょう。

ウイルスの偽警告(フェイクアラート)に従った場合のリスク

ウイルスの偽警告に従い、ソフトウェアやアプリをインストールすると、結果としてさまざまなリスクを招く恐れがあります。具体的なリスクとして、以下3つのケースをそれぞれ解説します。

  1. 高額な課金請求が届く
  2. デバイスをハッキングされる
  3. 預金を勝手に引き出される

各リスクの詳細を1つずつ見ていきましょう。

高額な課金請求が届く

偽警告の指示に従い、アプリやサービスを利用してしまった場合、高額な課金請求が届くリスクがあります。また、アプリのインストールは無料でも、継続課金(サブスクリプション)として請求されるケースもあります。

特にウイルスの偽警告から決済情報の入力を求められた際には、高額な課金請求が届く可能性が高いため要注意です。よく見られるケースは「VPNアプリ」「ウイルス対策アプリ」などです。

デバイスをハッキングされる

2つ目は、デバイスをハッキングされるリスクです。偽警告が表示されるページにはマルウェアが仕込まれている可能性があり、マルウェアに感染することで、デバイスがハッキングされる恐れがあります。

ハッキングとは、一般的に悪意のある乗っ取りや破壊行為のことを指します。ハッキングや遠隔操作により、個人情報や会社の機密情報が盗まれるリスクがあるため注意が必要です。

【関連記事】ハッキングとは?代表的な手口と有効な7つの対策を詳しく紹介

預金を勝手に引き出される

フェイクアラートに騙されて個人情報を入力すると、インターネットバンクが不正利用され、預金が勝手に引き出されるリスクがあります。「個人情報を入力しないとハッキングされる」などと脅されても、絶対に個人情報や会社情報を入力してはいけません。

また、クレジットカード情報を入力した場合は、クレジットカードを不正利用され、高額請求が届く被害ケースがあります。

ウイルスの偽警告(フェイクアラート)が表示された場合の対処法

ウイルスの偽警告が表示された時は、慌てず冷静に対処することが大切です。ここでは、有効な対処法を4つ紹介します。

  1. 無視してポップアップを閉じる
  2. URLを確認する
  3. アプリをアンインストールする
  4. セキュリティサービスを導入する

それぞれの対処法を順番に見ていきましょう。

無視してポップアップを閉じる

偽警告が表示された場合の最も有効な対処法は、無視してすぐに閉じることです。すぐにポップアップを閉じれば、被害が出ることは基本的にありません。

その際、メッセージ内のリンクを開く、指示に従うような行動は絶対に避けましょう。偽警告は一時的に表示されるものなので、そのままブラウザやアプリを終了すれば安全です。

URLを確認する

偽警告は偽のURLを表示するケースがほとんどなので、URLを確認してフェイクアラートだと判断すればリスクを防げます。ポップアップが表示された際は、記載されているURLを必ず確認しましょう。

なお、URLがSSL化されていない場合、偽のWebサイトである可能性が高くなります。一般的にSSL化させるにはコストがかかるため、偽のWebサイトは「http」から始まるURLが多くなるのです。

【関連記事】httpとhttpsの違いとは|SSLサーバー証明書の確認方法や信頼できるサイトの見極め方

アプリをアンインストールする

不審なアプリをインストールしているなら、そのアプリを一刻も早く削除しましょう。特にアプリの利用中にウイルスの偽警告が表示される場合、そのアプリが問題の原因である可能性があります。

▼不正アプリの主な特徴

  • フェイクアラートが頻繁に表示される
  • 個人情報の入力をユーザーに求める
  • クレジットカード情報の入力をユーザーに求める
  • アプリの評判が非常に低い
  • 開発元・提供元が不明

まずはアプリ名でWeb検索し、フェイクアラートに関連しているのかを調べましょう。少しでも不審に思ったなら、対応のアプリストアを開き、すぐにアンインストールしてください。

セキュリティサービスを導入する

セキュリティサービスの導入は、ウイルスの偽警告からデバイスを守る効果的な手段の一つです。セキュリティサービスを導入すれば、フェイクアラートを即座に検出し、リスクを未然に防ぐための対応を可能にします。

アプリやサービスを安全に利用するには、信頼性の高いセキュリティサービスの導入が不可欠です。偽警告を含めたサイバー攻撃のリスクを防ぎたいなら、信頼できるセキュリティサービスを選択しましょう。

【関連記事】サイバー攻撃とは?種類や被害事例、対策方法についてわかりやすく解説

GMOサイバーセキュリティ byイエラエが偽警告の対策を徹底サポート

画像引用元:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ

セキュリティ対策の強化を行いたいなら、「GMOサイバーセキュリティ byイエラエ」の導入が有効です。本サービスでは、ウイルスの偽警告やハッキングなどを瞬時に検出し、その脅威に適した効果的な対策を行います。

▼GMOサイバーセキュリティ byイエラエの強み

  1. 自社のセキュリティの弱点を特定し、対処法まで把握できる
  2. ホワイトハッカーの技術力で偽警告によるリスクを低減できる
  3. セキュリティコンサルティングサービスで高度化する脅威に常に対応できる

Webアプリ・スマホアプリの脆弱性診断、プラットフォーム診断も提供しています。安全な環境を構築したい方は、ぜひ本サービスの導入を検討してみてください。

まとめ

本記事では、偽警告の特徴や種類、従った場合のリスクと対処法を解説しました。

スマートフォンやパソコンの画面上に現れるウイルスの警告は、ほとんどが偽物(フェイクアラート)です。偽警告の指示に従うと、高額な課金請求が届く、デバイスをハッキングされるなど、さまざまなリスクが伴います。

もしも偽警告が画面に現れたとしても、その指示には従わず、焦らず冷静に対処しましょう。偽警告を含めたサイバー攻撃への対処を徹底したい場合は、信頼できるセキュリティサービスの導入をおすすめします。

なお、「GMOサイバーセキュリティ byイエラエ」では、ウイルスの偽警告やハッキング、フィッシング詐欺など、あらゆるサイバー攻撃への効果的な対処を可能にします。インターネットの安全性を保ちたい方は、本サービスの導入をぜひご検討ください。

【関連記事】企業が取り組むべきセキュリティ対策とは?重要性や対策内容を解説

文責:GMOインターネットグループ株式会社