2011年3月31日

GMOVenturePartners
日本初となるFacebook関連ベンチャー特化ファンドを設立
第一弾として、Fコマースカート最大手のSocialGatewayを展開するアラタナ社に出資

  • GMOVenturePartners株式会社

 GMOインターネットグループのネットベンチャー専門のVC(ベンチャーキャピタル)であるGMOVenturePartners株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:熊谷正寿 以下、GMO-VP)は、Facebook等のソーシャルネットワーク上の広告・EC関連のテクノロジーベンチャー中心に投資するVCファンド、「Social Ad & Commerce Technology Fund投資事業組合(ソーシャル アド・アンド・コマース テクノロジーファンド)」を本日3月31日設立いたしました。本ファンドは、Facebook等のソーシャルネットワーク上の広告・EC関連のテクノロジーベンチャーを中心に投資するVCファンドとなります。
 投資の第一弾としてFacebookコマースカートとして日本最大である1100サイトへの導入実績を持つ「SocialGateway(ソーシャルゲートウェイ)」を展開する株式会社アラタナ(本社:宮崎市、代表取締役社長:濱渦伸次 以下、アラタナ)に3月31日、出資いたしました。
 当ファンドは当初、GMOVenturePartners投資事業有限責任組合、GMOアドパートナーズ株式会社等の出資でスタートいたしますが、広く外部からの募集も想定し上限20億円程度までの拡張を可能な設計としております。
 
【背景と概要】
 Facebook は6億4,000万人超という世界最高のユーザーを誇るソーシャルメディアで、日本国内でも約255万人のユーザー数、月間訪問者数約603万人(出典:facebakers.com、ニールセン2月調査数値)というデータが出ており、今後、企業のマーケティング活動において重要な存在となってくることが予想されます。海外では大手オンラインショップや大手小売や有名アーティストなどが、Facebookページ(旧:Facebookファンページ)を開設し、顧客との双方向のコミュニケーションを図っています。米国全体では法人の約70%がFacebookページを開設しているとも言われています。日本国内でも大手TV局から有名ブランド企業まで、先行優位性を獲得するために早期参入が相次いでいます。
 
 さらに最近ではFacebookページ上でのネットショップ開業(Fコマース)の可能性が注目されるようになってきています。Facebookのソーシャルグラフ(※1)を活用した顧客の購買履歴、類似性、好みに基づいた情報提供や、「Like(いいね!) ボタン」などのFacebookユーザー間での推奨システムによるCVR(※2)の向上、また口コミ効果によるサイトへのアクセス増加などにより、Fコマースで成功を収める例も見受けられます。米国では既に同分野への投資に特化した2億5,000万ドルのVCファンド「sFund」が大手VCを中心に設立されています。
 一方、日本国内では、新規上場社数が激減していることもあって、ベンチャー企業へのVC投資は前年度に比べ大幅に減少しており、成長分野に十分な成長資金が供給されない状態となっています。

 そのような中GMO-VPでは、Fコマース・ソーシャルコマースは、ソーシャルアプリの次の成長市場となりえる分野であり、同分野への投資資金の供給により成長を加速させるべき時期に来ていると判断し、資金面から支援するべく、Facebook等のソーシャルネットワーク上の広告・EC関連のテクノロジーベンチャーに投資するVCファンドを設立いたしました。また、当ファンドが呼び水となり、より広範な投資資金が本分野に向いてくることも期待しております。
 なお、当ファンドの他にGMOペイメントゲートウェイ株式会社もアラタナへ出資し、決済面からソーシャルコマースを支援しています。
 
【Social Ad & Commerce Technology Fund投資事業組合について】
■ファンド概要
 名称
 Social Ad & Commerce Technology Fund投資事業組合

 準拠法
 民法上の任意組合
 設立
 2011年3月31日
 期間
 10年
 ファンドサイズ
 設立時57百万円、上限20億円
 業務執行組合員
 GMOVenturePartners(株)
 一般組合員
 (出資者)
 GMOVenturePartners投資事業有限責任組合、GMOアドパートナーズ(株)、
 GMOアドホールディングス(株)   ※設立当初
 戦略アドバイザー
 桜丘製作所(株)
 投資対象
 Facebook等のソーシャルネットワーク上の広告・EC、いわゆるソーシャル広告・ソーシャルコマース関連のテクノロジーベンチャー、その周辺のサービス・技術を持つ未上場ベンチャーであり、中長期的な成長が可能で、日本の広告・EC業界、日本経済にインパクトをもたらし、海外展開のポテンシャルをも持つ会社
 
■各社の役割
 GMOVenturePartners(株)
 ファンド運営、投資先選定・投資後の経営支援
 GMOアドパートナーズ(株)、
 GMOアドホールディングス(株)
 ソーシャルアド分野に関する調査・技術協力、共同事業化の検討等
 桜丘製作所(株)
 Facebook関連分野の調査・技術協力、投資先への連携機会の提供・共同事業化の検討等
※1 ソーシャルグラフ:Facebook上で実生活の友達や好きなブランド等とのつながりをデジタル化したもの。
※2 CVR:Conversion Rate(コンバージョンレート)。ウェブサイトへのアクセス数(もしくはユニークユーザ数)に対して商品購買や登録、資料請求などの最終成果に至った割合のこと。
 
GMOVenturePartners株式会社】
 GMOインターネットグループでネットベンチャー専門のVC。
 2つのファンドにて合計23億円を運用、ゼロからの創業支援・インキュベーション、アーリーステージ投資からレートステージ投資まで幅広く展開する。クリック証券(2011年4月1日以降、「GMOクリック証券」)、ロックオン、Kauli等、日中合計35社に投資、3 月30日ニューヨーク証券取引所に上場した中国大手ネットベンチャーQhoo360を含めて4社が上場。
       

【アラタナ社のロゴ】

【SocialGatewayのロゴ】


【報道関係お問合せ先】
◆GMOVenturePartners株式会社 

◆GMOインターネット株式会社  グループ広報部 細田・石井
TEL:03-5456-2695 FAX:03-3780-2611  E-mail:[email protected] 

【GMOVenturePartners株式会社 会社概要】
会社名GMOVenturePartners株式会社 < http://www.gmo-vp.com/>
所在地東京都渋谷区桜丘26番1号 セルリアンタワー
代表取締役社長熊谷 正寿
事業内容ベンチャーキャピタルファンドの運用
資本金2億1000万円

【GMOインターネット株式会社 会社概要】
会社名GMOインターネット株式会社 < http://www.gmo.jp/ >
(東証第一部 証券コード:9449)
所在地東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表取締役会長兼社長熊谷 正寿
事業内容■WEBインフラ・EC事業
■インターネットメディア事業
■インターネット証券事業
資本金20億円
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