2000年10月4日
〜 本日Afiliasより発表されました件に関しまして 〜
インターキューを含む全世界の主要ドメイン登録会社19社が
コンソーシアムである『Afilias』を設立、新ドメインの申請を行いました
- インターキュー株式会社
本日未明に『Afilias』より公表されましたとおり、世界の主要ドメイン名登録会社19社により設立されたAfiliasに、インターキュー株式会社は数少ないアジア圏企業の1社として、設立に参加いたしました。つきましては、Afiliasのリリースに関する補足説明ならびに、翻訳を添付いたします。
『Afilias』とは、2000年7月の新TLDの導入を認めるICANN(*1)理事会の決定を受け「もっと広いドメイン名空間を」というビジョンの実現のためにNSI(Network Solutions Inc)やRegister.com(Register.com,Inc.,)などの世界の主要ドメイン名登録会社19社により9月に設立されました。そしてニューヨーク州ニューヨークにて(現地時間)2日にインターネットの世界的な統一を目的とした機関であるICANN(*2)(Internet Consortium for Assigned and Numbers)に対して新しいTLDとそれに関する申請を提出致しました。そのAfiliasにインターキュー株式会社も数少ないアジアの企業として参加をしております。
◆ Afilias参加企業は以下の19社です◆
1stDomain.net, a division of G+D International LLC; Corporate Domains, Inc.; Domain Bank, Inc.; DomainInfo AB; DomainPeople, Inc.; Domain Registration Services; Enter-Price Multimedia AG (EPAG); Internet Council of Registrars (CORE); interQ, Inc.; NameSecure.com, Inc.; Netnames International Ltd; Network Solutions, Inc. Registrar Operations; Polar Software Ltd. d/b/a Signdomains.com; Procurement Services International (Japan), Inc.; Register.com; Schlund + Partner AG; Sitename; Speednames, Inc.; Tucows, Inc.
インターキューのドメイン登録サービスの実績につきましては、1999年4月21日にICANNより「アジア圏及び日本では唯一」の商用ドメイン名登録機関(レジストラー)に選出されました。同年9月よりお名前.comというサービスでドメインの登録サービスを提供し、。サービス開始後、約1年で約5万件のドメインの登録が行われるほどのサービスに成長しました。こうしたなか、インターキューがこの『Afilias』に参加することで、欧米諸国とは異なった独特な言語形態である日本語を使用している人々の意見や感覚を今回の新ドメインの導入や、運用、管理に関するポリシーなどに反映することができ、これまで完全に欧米中心で進められてきたインターネット環境の本当の意味でのグローバル化、ドメイン名空間の拡張への貴重な役割を果たしていると考えております。また新しいドメイン名の導入が決定した際には、日本での登録などについても迅速な対応が可能となり、これまで以上に、サービスの拡充が図れるものと考えます。
ドメインの需要環境につきましては、インターネット人口の著しい増加に伴い、この1年で非常に増えております。来以降3年間で登録されるドメイン名は1億2千万を超えると予想されています。また日本が開発の牽引力となっているIPアドレスの不足を解消するための「IPv6(*3)」が最近では話題になっていますが、「IPv6」が実現された場合、IPアドレスがほぼ無限の状態になればそれに対応するドメイン名も必要となるでしょう。
インターキューは、こうした高い需要が見込まれるドメインの事業分野において、今後も日本の代表企業として普及と発展に貢献していく所存です。
< 参考 >
(*1)ICANN(Internet Corporation for Names and Numbers)
米国政府と、IANAおよび他の組織との契約でこれまで行われてきたIPアドレス空間の割り当て、プロトコルパラメータの割り当て、ドメイン名システムの管理、ルーとサーバーシステムの管理を目的として設立された非営利団体。
(*2)IPv6(インターネットプロトコルバージョン6)
インターネットやイントラネットなどのIPネットワークに接続されたコンピュータ1台1台に割り振られた識別番号がIPアドレス。現在広く普及しているIPv4では、8ビットずつ4つに区切られた32ビットの数値が使われている。インターネット上ではこの数値に重複があってはならないため、割り当てなどの管理は各国のNICが行っている。単なる数値の羅列であるIPアドレスはこのままでは人間にとっては覚えにくいため、コンピュータに名前(ドメイン名)がつけられている場合もあり、DNSというシステムによってIPアドレスとの相互変換が可能となっている。現在のIPv4では約42億台までしかインターネットに接続することができず、このうち全世界で約半分が割り当て済みになっていて、アドレスが足りなくなることが懸念されており、IPv4に代わる次世代のIPv6の標準化が進行している。IPv6では128ビットのアドレスが使われるため、アドレス数は事実上ほぼ無限となる。
【報道関係問い合わせ先】 | |
インターキュー株式会社 | 経営企画室広報担当 田島 |
電話 | 03-5456-2695 |
FAX | 03-5456-2556 |
電子メール | [email protected] |
URL | http://www.interq.ad.jp |
【インターキュー株式会社 会社概要】 | |
会社名 | インターキュー株式会社 < http://www.interq.ad.jp > (店頭登録 証券コード:9449) |
所在地 | 東京都渋谷区桜丘町20番1号 渋谷インフォスタワー10階 |
代表取締役社長 | 熊谷正寿 |
事業内容 | プロバイダー事業、インターネット広告メディア事業 |
資本金 | 31億9,874万円 |
【 以下、AfiliasのRelease翻訳 】
Afilias ファクトシート
背景:
新しい無制限の包括的な総合トップレベルドメイン(TLD)を確保するために、世界の主要なドメイン名登録機関19社が2000年9月にコンソーシアムを設立した。Afiliasは2000年10月2日、Internet Corporation for Assigned Names and Numbers (ICANN) に申請を提出した。新しいTLDの導入に関する申請を受け入れるというICANNの決定を受けて、Afiliasはより広範囲なドメイン名空間に関するビジョンに基づいて行動することを7月に決定した。今年後半に承認される申請は、早くも2001年には新しいTLDを運営するための許可を得る見込みである。
使命:
ICANNによって申請が承認された時点で、Afiliasは全世界の人々のためにコミュニケーション、コマース、コミュニティを育成するためのグローバルな資源としてインターネットを拡大することをその使命とすることになる。新しい無制限TLDの導入により、Afiliasはインターネットを真にグローバルな市場に変えることに力を注ぐ。Afiliasはメンバー登録機関の専門知識と経験を活用して、効率のよい、競争力のある登録サービスを全世界で運営する。Afiliasはドメイン名システムの拡張に携わる一方で、インターネットの安定性を維持につとめる。
可能性:
* グローバルな表示 - Afiliasのメンバー登録機関をグローバルに表示することで、新しいドメイン名を全世界で効果的に管理し、マーケティングを行うことが確実に実行できる。
* 業界における経験 - Afiliasは全世界の登録サービスを確実に実施・管理するために必要な業界における経験と専門知識を持っている。
* オープンビジネスモデル - Afiliasはオープンビジネスモデルにおいて、インターネットコミュニティおよびその登録機関の成長と競争を促進する。
Afiliasについて:
全体を総合すると、Affiliasのメンバー登録機関を通じて1,000万を超えるドメイン名が1年間で登録されました。.com、.net、.orgというトップレベルドメインに関するドメイン名登録市場におけるその強力な立場に加え、メンバー全体として、国別コードドメイン名登録、国別コード登録業務、Webホスティング、ISPサービスをはじめとした、広範囲にわたるインターネット関連サービスを提供する。グループとしては、企業のメンバー登録機関は、北米に65%、欧州に53%、アジアおよび太平洋沿岸諸国に26%、オーストラリアに5%、中東に5%のオフィスを持ち、グローバルにサービスを提供している。
Afiliasのメンバーについて
◆1stDomain.Net、G+D International LLCの1部門は、ハワイのマウイ島に本拠地を置き、一般および小売パートナーに対する全世界向け名前登録サービスを専門とする。 ◆Corporate Domains, Inc.は、Corporation Service Companyの100%所有の子会社であり、デラウェア州ウィルミントンに本拠地を置く、ビジネス構築および登録エージェントサービスのプロバイダーである。
◆Domain Bank, Inc.,は、 ペンシルバニア州ベツレヘムに本拠地を置き、1999年7月にCOREのメンバーとしてドメイン名登録を開始する。ドメイン名登録市場に競争を導入するために選ばれたテストモデルの登録機関、5社のうちのひとつ。
◆DomainInfo ABは、スウェーデンに本拠地を置き、欧州の主要ドメイン登録機関の1社である。知的所有権、ドメインサービス、Webホスティングなどを主に担当しているHouse of Ports ABのグループ企業である。
◆DomainPeople, Inc., は、NetNation Communications, Inc.,の100%所有子会社であり、世界で8番目と認められた実績のある登録機関である。英国のロンドン、カナダのバンクーバー、米国のサンディエゴに拠をおく。
◆Domain Registration Servicesは、.com、.net、.orgのドメインについてICANNおよびNetwork Solutionsのライセンスを受けた登録機関である。
◆Enter-Price Multimedia AG (EPAG) は、ドイルのデュッセルドルフに本拠地を置き、自身は国際的なTLDの割り当てに関するダイナミックな市場における最初の発案者としての地位を生かすために、'インターネット上のアイデンティティ'の分野におけるB2Bサービスプロバイダーを専門とする。
◆Internet Council of Registrars (CORE) は、共有登録機関登録システムを運営する。現在800,000を越えるドメイン名を扱っている。
◆interQ Inc., は、日本の東京に本拠を置き、110を超す拠点のネットワークを運営する"トータルインターネットインフラストラクチャ会社"である。
◆NameSecure.com, Inc., は、ICANN公認の最初のドメイン登録会社の1つであり、世界で最大のそして最も速く成長しているドメイン名登録機関の1つになっている。
◆Netnames International Ltd., はロンドンで設立され、現在、ロンドン、ボストン、ニューヨーク、シドニーにおよそ170名のスタッフを抱えている。ブランドオーナーが求めるドメイン名の取得に務め、知的所有権に対する専門の検索サービスと監視サービスを提供する。
◆Network Solutions, Inc. Registrar Operationsは、バージニア州ハーンドンに本拠地を置き、Network Solutions Registrarは1992年以来グローバルな顧客ベースのドメイン名を登録している。
◆Polar Software Ltd d/b/a Signdomains.Comは、インドの有名なPOLAR Groupに所属しており、伝統的なビジネスとインターネット世代という新旧を、真の意味でブレンドしている。
◆Procurement Services International (Japan), Inc., は、1981年に設立され、海外の政府および大企業に対して、商品を日本政府に販売するための機会に関する情報を提供している。
◆Register.com, Inc.,は、インターネット上でユニークなアドレスやブランドアイデンティティを持ちたいと希望している個人および企業に対して、ドメイン名登録およびその他のインターネットサービスを提供している。
◆Schlund + Partner AGは、100万を超えるドメインを持つ1&1 Internet AG とその子会社のSchlund + Partner AGが合併した、欧州の主要なインターネットサービスプロバイダーの1つである。
◆Sitenameは、顧客、パートナー、関連会社に対して、.COM .NET .ORG. を使用できるインターネットの主要なトップレベルドメイン名を提供する。
◆Speednames, Inc., は、欧州およびアジアにオフィスを置く、最大かつ最も進んだ国際デジタルドメイン名登録機関の1つとなっている。顧客は、110を超えるさまざまなトップレベルドメインでドメイン名の検索、登録、管理をデジタルで行うことができる。
◆Tucows, Inc., は、数千の関連会社および販売業者の全世界ネットワークを持つチャネル管理会社である。Tucowsは、トップレベルドメインと国別コードの両方に関する大規模なドメイン名登録サービスを提供する。
【プレスリリース】
グローバルにアピールするトップレベル ドメインの創設を目指し
世界有数のドメイン名登録機関が結集
国際コンソーシアムAfilias
".com" の先を見通して ICANN に申請
2000 年 10 月 3 日ニューヨーク州ニューヨーク- 世界の主要ドメイン名登録機関 19 社で構成された国際的なコンソーシアムである Afilias は今週、あらゆる個人や企業にとってインターネットを真にグローバルなリソースにすることを目的とした、無制限で包括的な TLD (トップ レベル ドメイン) の運用を ICANN (Internet Corporation for Assigned Names and Numbers) に対して申請しました。
インターネットをグローバルなものにするには、米国で普及している既存の TLD (.com、.net、.org など) 以外のドメイン名の選択肢が必要になると、Afilias では考えています。ドメイン名に新しい選択肢があれば、インターネット ユーザーは、最初に決めた Web サイトのアドレス確保が可能になります。Afilias は ICANN に 3 通りの TLD 名を提出しました。今年後半にこの申請が ICANN からの承認を受け次第、TLD 名を発表する予定です。
「コミュニケーションとコマースを国際的に発展させるため、サイバースペースに新しい道を切り開いていきます」と、Afilias のマーケティング タスク フォースを率いる John L. Kane (ジョン L ケイン) は話しています。「世界を一体化させる手段に対して制限があるようではいけません。速かにデジタル デバイドを解消し、グローバル コミュニティを活性化するのが私たちの使命です」
世界の主要レジストラ (ドメイン名登録機関) が強力に提携することで、業界は新しい世界規模のレジストリを管理できようになると、Afilias では考えています。新しいレジストリ システムを構築すれば、Afilias は次世代のソリューションを取り入れて、現在のレジストリ システムに伴う制限に対応できます。Afilias のオープン ビジネス モデルにより、ほかの ICANN 認定レジストラもこのコンソーシアムに参加できることから、インターネット コミュニティとレジストラ間における成長と競争という ICANN の長期的な目標にむかって推し進んでいくことができます。
Afilias Launch Release - Page 2.
「参加レジストラの経験と知識を活用することで、インターネットの安定を図りながらドメイン名システムの拡張を行うというユニークな位置に Afilias はいます」と話すのは、Afilias の理事であり、CORE (Internet Council of Registrars) の委員会委員長も努める Ken Stubbs (ケン スタッブズ) です。「グローバル TLD の実施と責任ある管理に必要な条件は揃っています」
Afilias がドメイン名空間を拡張するというビジョンの実現に向かうことを決めたのは、新しい TLD 導入の申請に対し ICANN が受け入れの決定をした後の 7 月でした。2000 年 10 月 2 日、Afilias は ICANN に対し申請を提出しました。申請が今年の後半に承認されると、2001 年には新しい TLD の運用が可能になります。ICANN では10 月 5 日から 2 週間、< http://www.icann.org > で一般による意見を幅広く募ります。Afilias でも < http://www.afilias.org > で最新情報を公開し、フィードバックを求めます。
Web 上でのトラフィックの増加
調査会社 LightSpeed Research の調べでは、インターネットの利用率とドメイン名の登録は増加の一途にあります。2000 年 9 月にオンラインで実施された世界規模の調査によると、回答者の約半数 (47 パーセント) は、1 か月の間にインターネットを 11 時間以上利用しています。インターネット ユーザー 4 人のうち 1 人がこれまでにドメイン名を登録しており、半数以上 (55 パーセント) が今後のドメイン名登録を希望しています。
2000 年 9 月に Yankelovich Partners が実施した調査では、米国のインターネット ユーザーのうち約半数 (49 パーセント) がドメイン名を登録しています。5 人のうち 2 人 (40 パーセント) がドメイン名を最高 5 個まで登録しており、9 パーセントの人は 6 個以上登録しています。調査対象の半数 (50 パーセント) は、将来的にドメイン名の登録を希望しています。
「最近の調査によると、ドメイン名の登録は 2002 年中に 7,500 万を超えると予想されています」と Kane (ケイン) は述べています。「Web 上のトラフィックの増加により、グローバルなインターネット アドレスに対する要求に応えるため新しい手段が求められています。新しい TLD の運用を Afilias が承認されれば、インターネットの利用を拡大し、米国中心で支配された .com アドレスによるデジタル ステレオタイプの解消に努めていきます」
Afilias Launch Release - Page 3.
Afilias の概要
設立は 2000 年 9 月。ICANN 認定のインターネット ドメイン名登録機関 19 社で構成するコンソーシアムによって設立された有限責任会社です。この 19 社は、無制限で包括的なトップレベル ドメイン名登録の運用を共同で ICANN に対し申請しました。 Network Solutions Registrar Operations、Register.com、Tucows.com などを始めとする、かつては競合関係にあった企業同士が、グローバルなインターネットアドレスの導入を目指して結集しました。
Afilias のメンバー登録機関が登録したドメイン名を合計すると、前年度で 1,000 万を上回りました。.com、.net、.org というトップレベル ドメイン名の登録市場における優位な立場に加え、メンバー登録機関は共同で、インターネット関連のサービスを幅広く提供しています。このサービスには、国別コードドメイン名登録、国別コード登録業務、Web ホスティング、ISP サービスなどがあります。グループ全体で見た場合、メンバー企業のサービス提供先は世界中にわたり、事業拠点の 65% を北米、53% をヨーロッパ、26% をアジア太平洋地域、5% をオーストラリア、5% を中東に置いています。
Afilias のメンバー登録機関は次のとおりです。G+D International LLC の事業部門 1stDomain.net、Corporate Domains, Inc.、Domain Bank, Inc.、DomainInfo AB、DomainPeople, Inc.、Domain Registration Services、Enter-Price Multimedia AG (EPAG)、Internet Council of Registrars (CORE)、interQ, Inc.、NameSecure.com, Inc.、Netnames International Ltd、Network Solutions, Inc. Registrar Operations、Polar Software Ltd. d/b/a Signdomains.com、Procurement Services International (Japan), Inc.、Register.com、Schlund + Partner AG、Sitename、Speednames, Inc.、Tucows, Inc
※この翻訳は弊社がAfiliasのプレスリリースを独自で翻訳したものですので、内容の詳細等には責任を負いかねます。正式な文書としてはAfiliasの英文リリースをご利用下さいませ。