2019年8月29日

ミャンマーの国別トップレベルドメイン「.mm」の
レジストリ運用システム・オペレーション支援
~ 現地法人GMO-Z ACEと協力してミャンマー国内外での普及を推進 ~

  • GMOドメインレジストリ株式会社
  • GMO-Z.com ACE Co., Ltd

 GMOインターネットグループのGMOドメインレジストリ株式会社(以下、GMOドメインレジストリ)と、ミャンマー連邦共和国(以下、ミャンマー)の現地法人GMO-Z.com ACE Co., Ltd(以下、GMO-Z ACE)は、ミャンマー政府の認可を受けて、同国の国別トップレベルドメイン/ccTLDs(*1)「.mm」のレジストリ(*2)システム・オペレーションの支援を行うことが決定いたしました。
 2019年8月16日には、GMO-Z ACEと「.mm」のレジストリ運用を行うミャンマー政府配下のPosts and Telecommunications Department(以下、PTD)との間で、レジストリシステム・オペレーション支援の受託契約を行いました。
 「.mm」のレジストリ運用は、GMO-Z ACEがオペレーションを担当し、GMOドメインレジストリがレジストリシステムの導入をはじめとするシステム提供を行います。
 両社は、共にミャンマーにおけるドメイン市場の活性化と、「.mm」の利用普及に努めてまいります。

<「.mm」レジストリ システム・オペレーション支援の内容>
(1) 安全性、安定性、拡張性の高いレジストリシステムの導入
(2) 国際的スタンダードのレジストリポリシーの導入
(3) マーケティング強化、国際展開
(4) レジストリ運用効率化
(5) システム運用、マーケティングなどレジストリに関する運用ノウハウの継承

【GMO-Z ACEによる「.mm」レジストリ運用支援の受託背景】

 「.mm」は、1997年にミャンマーに割り当てられたccTLDで、ミャンマー政府配下の組織(※現在はPTD配下組織MPT(Myanma Posts and Telecommunications))にてレジストリ運用が行われております。
 昨今のミャンマーにおけるインターネットの急速な発展を背景に、ミャンマー政府においては今後のドメイン活用のニーズを見据え、ccTLDである「.mm」の普及を推進するべく、PTDよりレジストリシステム・オペレーション運用業務を受託する事業者の選定を、入札と審査により進めていました。
 一方、GMO-Z ACEは、日本でインターネットサービスを総合的に展開するGMOインターネットグループが持つインターネットインフラサービスのノウハウを活かし、2014年からミャンマー国内においてドメイン登録サービス、電子証明書サービス、エンタープライズクラウドを含むホスティングサービスを展開しています。また、GMO-Z ACEと協業して「.mm」のレジストリシステム支援を行うGMOドメインレジストリは、レジストリ事業を展開する企業です。
 ミャンマー政府が実施するレジストリ運用業務の受託事業者の選定においては、GMO-Z ACEとGMOドメインレジストリを含むGMOインターネットグループの持つ以下の実績が評価され、レジストリ運用業務の受託が決定しました。

1)レジストラ事業(*3)の実績
 GMOインターネットグループは、アジア圏初のレジストラとしてICANN(*4)に認定され、累積登録件数2,000万件超、「.com」「.net」「.info」など取り扱いTLDは全部で580種類超の日本最大級(※1)のドメイン公式登録サービスを運営しています。

(※1)自社調べ(2019年3月末時点)。以下、ICANNによる Monthly Registry Reportsより参照。
URL: https://www.icann.org/resources/pages/registry-reports


2)レジストリ事業の実績
 GMOドメインレジストリは、日本の地域名である地域名TLD「.tokyo」、「.nagoya」、「.yokohama」、一般用語として価値の高い「.shop」のレジストリ運用を行っています。また、インドネシアの国別トップレベルドメイン/ccTLD「.id」などのレジストリシステム・オペレーション支援も行っています。

【今後の展開】

 GMO-Z ACEは、正式にPTDからレジストリ運用業務の受託が決定したことを受けて、2019年10月1日より、GMOインターネットグループと連携して「.mm」のレジストリシステム・オペレーション支援を開始する予定です。その後は、ドメイン登録事業者を通してミャンマー国内向けに販促を展開していきます。
 今後、GMOインターネットグループが培ってきたドメインの運用技術を活かし、高いセキュリティ環境のもと安定した「.mm」の運用および、国内普及に限らずミャンマー国外も視野を入れた「.mm」ドメインの普及に努めてまいります。

【参考URL】

・GMOドメインレジストリについて URL:https://www.gmoregistry.com/
・GMO-Z.com ACE Co., Ltdについて URL:https://z.com/mm/ 
・本件に関するミャンマー政府の公式発表
URL:https://www.ptd.gov.mm/NewsDetail.aspx?id=kfYh+vjsVsksEuYXj921jw==

【用語】

(*1)ccTLDCountry Code Top Level Domain(カントリー コード トップ レベル ドメイン)の略称。ISO 3166-1のカントリーコード(2文字)に基づいたトップレベルドメイン(TLD)。日本の「.jp」をはじめ、アメリカ「.us」、中国「.cn」、イギリス「.uk」、ベルギー「.be」など約250種類あり、各国のアイデンティティを示すトップレベルドメイン(TLD)として活用されています。
(*2)レジストリ登録されたドメイン名を一元管理する機関。各TLDに1つのレジストリが存在し、各ドメインの元データベースを管理しています。
(*3)レジストラドメイン名登録機関。ICANNに認定されているレジストラは、直接、各レジストリと契約を結び、レジストリデータベースにドメイン情報を登録することができます。1つのトップレベルドメインに対して複数存在することができます。
(*4) ICANNInternet Corporation for Assigned Names and Numbersの略称。インターネット上で使用されるドメイン名やIPアドレスといったアドレス資源の割当管理を行う米国の非営利団体。ドメイン登録業務を行うレジストラ(登録業者)を公認する権限を持っています。

  • 【本件に関するお問い合わせ先】

    ●GMOドメインレジストリ株式会社 田村
    E-mail:support@gmoregistry.com

    ●GMO-Z.com ACE Co., Ltd
    E-mail:support@gmoace.com


  • 【報道関係お問い合わせ先】

    ●GMOインターネット株式会社
    グループコミュニケーション部 広報担当 石井
    TEL:03-5456-2695 E-mail:pr@gmo.jp

会社情報

  • GMOドメインレジストリ株式会社

    所在地 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
    代表者 代表取締役社長 塚原 廣哉
    事業内容 ■ドメインレジストリ事業
  • GMO-Z.com ACE Co., Ltd

    所在地 Bldg.18 7th Floor, MICT Park, Hlaing Township, Yangon(11051), Myanmar
    代表者 代表取締役社長 伊藤 正
    事業内容 ■インターネットインフラ事業 ■インターネットセキュリティ事業
  • GMOインターネット株式会社

    株式情報 東証一部(証券コード9449)
    所在地 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー
    代表者 代表取締役会長兼社長 グループ代表 熊谷 正寿
    事業内容 ■インターネットインフラ事業
    ■インターネット広告・メディア事業
    ■インターネット金融事業
    ■仮想通貨事業
    資本金 50億円
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