2023年3月7日

米国の現地法人GMO-Z.com Trust CompanyとKomainuが提携
日本円ステーブルコイン「GYEN」と米ドルステーブルコイン「ZUSD」を
機関投資家向けに提供開始

  • GMOインターネットグループ株式会社

 GMOインターネットグループ株式会社(代表取締役グループ代表:熊谷 正寿)の連結会社で、アメリカの現地法人であるGMO-Z.com Trust Company, Inc.(CEO:中村 健太郎 以下、GMO Trust)は、Komainu Holdings Limited(以下、Komainu)との提携を行いました。これにより、米銀行法規制を遵守した日本円ステーブルコイン「GYEN」と、米ドルステーブルコイン「ZUSD」のカストディサービスを機関投資家向けに現地時間2023年3月6日(月)より、提供開始いたしました。
 なお、「GYEN」は、日本国外で流通するものであり、日本国内居住者への販売は対象外となります。

【背景と概要】

 GMO Trustが提供する「GYEN」および「ZUSD」は、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)による認可を受けた、米銀行法規制を遵守した日本円ステーブルコインと米ドルステーブルコインです。法定通貨と1対1の交換レートで発行・換金が可能となっています。
 価値の裏付となる資産の証明は、外部の公認会計士が行っており、連邦預金保険公社(FDIC)の被保険銀行に保管されている法定通貨による裏付けがされていることを公的な監査により証明した上で、毎月監査レポートを通じて開示しています。
一方、Komainuは、機関投資家向けの規制されたデジタル資産カストディアンとして、投資家が従来の金融で慣れ親しんでいる安全性と保護を提供しています。この度の提携により、機関投資家のお客様は、最高水準のコンプライアンスに準拠したカストディの枠組みのもとに、規制されたステーブルコインのエコシステムを活用し、デジタル資産を集約して運用することが可能になります。

【提携に関するコメント】

■GMO-Z.com Trust Company, Inc. CEO 中村 健太郎のコメント
 Komainuは安全なカストディサービスを提供するだけでなく、その徹底したコンプライアンスと簡単にアクセスできる柔軟性は他にはないものです。日本円と米ドルのステーブルコインを最先端のカストディサービスと橋渡しすることで、機関投資家の皆様がデジタル資産の可能性を探るための新たな道を開きます。
 この度、日本の伝統を共有する企業と提携できることを非常に嬉しく思います。アジア太平洋地域だけでなく、グローバルに両社のフランチャイズを発展させることができると期待しています。

■Komainu Holdings Limited, ヘッド・オブ・セールス ダレン・ジョーダン(Darren Jordan)氏のコメント
 我々は日本ルーツを持つ規制対象事業者であるため、今回の提携は合理的なものです。当社の機関投資家向けハイブリッドウォレットインフラにより、市場で最も広く利用されているブロックチェーンとトークンをサポートし、米ドル建てのステーブルコイン以外でも多くの機会がありますので、ステーブルコインに対する需要の高まりに特に期待しています。

【GMO-Z.com Trust Company, Inc.について】
(URL:https://stablecoin.z.com/

 GMO-Z.com Trust Companyは、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)により特定目的信託会社の認可を日本企業として初めて取得し、2020年にアメリカで設立されました。従来の金融とブロックチェーンをつなぎ、世界初の米銀行法規制を遵守した日本円ステーブルコインであるGYENや、新しいデジタルドルであるZUSDを発行しています。

【ステーブルコイン「GYEN」および「ZUSD」について】

 GMO Trustが発行するステーブルコイン「GYEN」は、世界初となる、米国における各種規制を遵守した円ペッグ通貨(法定通貨の日本円に担保された法定通貨担保型)です。また、「GYEN」と合わせて、米ドルペッグ通貨(法定通貨の米ドルに担保された法定通貨担保型)の「ZUSD」のサービス提供も提供しています。
 「GYEN」および「ZUSD」は、(1)価格の安定性(2)流動性(※)の高さ(3)イーサリアム技術を採用、の3つを特徴としています。また、価値の裏付となる資産の証明は、公認会計士による監査レポートを通じて毎月開示するほか、GMO Trustが直接「GYEN」および「ZUSD」の発行・換金を行うため、手数料を抑えながらセキュリティと透明性の向上を図ってまいります。
 GMO Trustは、「GYEN」の発行を通じて、暗号資産のボーダレスな決済・取引への利用を支援するとともに、オープンソースのプログラマブル・マネーとして、多くの事業者や開発者にご利用いただくことを期待しています。また、GMO Trustは今後、暗号資産取引所や事業者と連携しながら、「GYEN」と「ZUSD」の利用シーンの創出に取り組んでまいります。

(※)いかに資産を容易に交換できるかを示す性質。

【Komainu Holdings Limited について】
(URL: https://www.komainu.com/about-us/

 Komainu は、機関投資家が機関投資家のために構築した、規制されたデジタル資産カストディアンで、野村證券、デジタル資産管理会社 CoinShares、デジタル資産セキュリティ会社 Ledger のジョイントベンチャーです。規制に準拠したマルチアセットサポートを提供し、伝統的な金融サービスと先進的なセキュリティ基準を組み合わせることにより、次世代の機関投資家向けカストディを実現することに取り組んでいます。ジャージー島に本社を置き、ロンドン、ダブリン、ドバイ、シンガポールに拠点を置いています。また、ジャージー島の金融サービス委員会(JFSC)によって規制され、ドバイの暗号資産規制局(VARA)にも認可されています。

以上

  • 【本件に関するお問い合わせ先】

    ●GMO-Z.com Trust Company, Inc.
     E-mail:pr@gmo-trust.com 

    ●Komainu Holdings Limited
     Armel Leslie
     E-mail:aleslie@peaksstrategies.com

  • 【報道関係お問い合わせ先】

    ●GMOインターネットグループ株式会社
     グループコミュニケーション部
     広報担当 粕谷
     TEL:03-5456-2695 E-mail:pr@gmo.jp

会社情報

  • GMOインターネットグループ株式会社

    株式情報 プライム(証券コード9449)
    所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
    代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
    事業内容 ■インターネットインフラ事業
    ■インターネット広告・メディア事業
    ■インターネット金融事業
    ■暗号資産(仮想通貨)事業
    資本金 50億円
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