2023年11月13日

【レポート】日本最大級のAIミートアップ
「GMO AI Meet Up2023」を開催
~リアル&オンラインで延べ約1700人が参加~

  • GMOインターネットグループ株式会社

 ”すべての人にインターネット”を合言葉に、インフラ、広告、金融、暗号資産事業を展開するGMOインターネットグループ(グループ代表:熊谷 正寿)は、2023年11月7日(火)に、グループ第二本社の渋谷フクラスにて、日本最大級のAIミートアップ「GMO AI Meet Up2023」を開催しました。会場には、AI関連企業やスタートアップの関係者、インフルエンサーなど約500人が集まり、YouTubeのライブ配信でも延べ約1200人の方にご参加いただきました。会場では、新サービスの発表や、AI専門家によるトークセッションが行われ、お集まりいただいた方々に交流をしていただきました。

【主催者あいさつ】

 冒頭、主催者として、GMOインターネットグループ グループ代表・熊谷正寿がご参加いただいたみなさまへの感謝とAIに対する想いを込めごあいさつさせていただきました。

「産業革命の折り返し地点・渋谷から生成AIを日本に広げる」
●GMOインターネットグループ グループ代表 熊谷正寿

 本日は数多くのAIにご関心の高いみなさまにお集まりいただき、また多くのメディアのみなさまにもお集まりいただき心から感謝申し上げます。

GMOインターネットグループ 熊谷正寿 グループ代表

 私は今年60歳になりました。インターネットと巡り合ってちょうど30年です。GMOインターネットグループを立ち上げて事業を開始してから28年経過いたしました。IT・AI共に産業革命であることは疑う余地がないのですが、過去の産業革命は平均すると55年だそうです。55÷2は27.5 です。つまり日本のインターネット革命は、27.5である去年の夏・秋がまさにちょうど折り返し地点だったということなのです。我々がワクワクドキドキしている生成AIは、サム・アルトマンが去年の11月の30日に公開をいたしました。まさに折り返し地点のちょうどそのタイミングで彼がこれを投入したわけです。これは何を意味するのでしょうか。
 私はこの約1年間、毎日必ず生成AIに知恵をいただきながら経営に当たり、勉強し、生活のありとあらゆる場所に生成AIを活用してきました。そして確信しているのは、インターネット革命後半戦は生成AIとAIに関心が高いみなさまがまさに主役であるということです。そこで今回、このイベントの開催に至りました。
 ところが熱いのはこの渋谷界隈、あるいはAIに関心が高い、おそらく人口比で1%いっていない方だけなのです。これでは日本がまたもや諸外国のIT ベンチャーに遅れをとってしまうという、非常に強い危機感をいだきました。生成AIを使っている人と使ってない人では、大きな差がつくと思います。そういう人を1人でも減らすべく、日本を世界の「オワコン国」にしないため、是非本日ここにおられるみなさまで生成AIをより一層を広げて、多くの笑顔が増えるようにしていただけたらと思います。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。

【生成AIプロンプトポータル「教えて.AI byGMO」リリース記者発表】

 イベントの第一部として、新会社「GMO教えてAI株式会社」(以下、GMO教えてAI)の立ち上げと、生成AIのプロンプトポータルサイト「教えて.AI byGMO」のリリースを発表しました。GMO教えてAIは、GMOインターネットグループ株式会社、グループ会社のGMO AI & Web3株式会社、株式会社SHIFT AI、株式会社TALMOOD が合弁設立し、「教えて.AI byGMO」の事業運営をいたします。
 新会社の設立発表と新サービスのリリースについて、GMO教えてAIの代表取締役の内田智宏が登壇し、会社やサービス概要を説明いたしました。さらに、AI業界の先駆者であり、GMO AI & Web3株式会社の顧問を務める、木内翔大氏と茶圓将裕氏が新会社の取締役に就任することも発表し、お2人に事業に懸ける意気込みなどをお話しいただきました。

GMO教えてAI 内田朋宏 代表取締役

「すべての人に生成AIを使いこなしてほしい」
●内田朋宏 代表取締役社長

 本日はお集まりをいただき誠にありがとうございます。GMOインターネットグループでは「AI活用No.1企業グループ」を目指し、「AI(愛)しあおうぜ!プロジェクト」をはじめこの1年でAIに関する様々な取り組みを進めてまいりました。このような取り組みの目的の1つはパートナー(従業員)にAIを使いこなせる人財になってもらいたいという目的がございます。今回はパートナーだけではなく「全ての人」にAIを使いこなしていただきたいという思いのもと新たな会社を設立しサービスを開始することにしました。
 「教えて.AI byGMO」は、生成AIから優れたアウトプットを引き出すために不可欠なプロンプトが集まるポータルサイトです。私たちはこのサービスがAIに関心がある人たちのアイボールが集まる「場」となって、単なるサービスにとまらずAI産業に革新的な価値をもたらすプラットフォームとなることを目指しています。GMOを教えてAI株式会社は 今後AIをツールとしてさらに多くの人々が使えるようにする事業も展開していく予定です。この事業は私たちがAIの可能性を信じそれを社会全体に広めるための重要な一歩だと確信しています。人々がAIを最大限使いこなし、それによって新しい価値の想像を可能にする。それがGMO教えてAIと「教えて.AI」の目指すところです。ご期待いただければと思います。

GMO教えてAI 木内翔大 取締役

「AI格差を解消し、AI利用率を向上させていく」
●木内翔大 取締役

 GMOリサーチの最新の調査によると、米国での生成AIのビジネス利用率が29.5%に対して、日本の利用率は10.7%と3倍の開きがあるような状況です。これは日本にとっては非常に憂慮すべき事態で、ビジネス利用率を高めていくことが何よりも急務だと思っております。その中でも利用率が上がらない最大の要因が「利用方法が分からない」ということでした。逆に既に業務で活用している人たちや企業は、数倍の生産性を手に入れています。こういった「AI格差」が生まれてきているのを解消するために「教えて.AI」を立ち上げさせていただきました。
 あくまで 最初の取り組みとしてプロンプト共有ポータルを立ち上げています。これからいろんなAIの活用を進めるような事業を展開できればと思いますが、まずは実務で使える実践的なプロンプトを共有することでで、AI格差を埋めて日本のAI利用率を向上させてまいります。

GMO教えてAI 茶圓将裕 取締役

「3行打つだけで素晴らしい文章ができるサービス」
●茶圓将裕 取締役

 ChatGPT使うにあたって「プロンプトって何」とか「何入力したらいいかわかんない」と、そういうお声たくさんいただいています。お見せしたように(※1)3行打つだけで素晴らしい文章ができる。そんなサービスですので是非皆さん利用してください。私の強みは、木内さんがすごくオンラインが強いので、あえてオフラインでいろんなイベントに出て、「教えて.AI byGMO」の良さを、日本全国回って伝えていきたいなと思っています。
 また、9.5万人のフォロワーがいるSNSを通じてや、ちょこちょこメディア、テレビも出演させていただくので、このTシャツ(※2)を着て、後ろには「教えて.AI」っていうロゴも入ってるんで、体を張って広めていきたいと思います。みなさま是非応援のほどよろしくお願いいたします。

(※1)イベントでは、茶圓取締役が「教えて.AI byGMO」の操作のデモンストレーションを披露
(※2)GMOインターネットグループのロゴ入りのTシャツ



「教えて.AI byGMO」はこちらから: https://oshiete.ai/

【AI専門家たちによるトークセッション】

左から:木内翔大氏、林駿甫氏、寺田有希氏、七里信一氏、茶圓将裕氏

 GMO教えてAI取締役の木内翔大氏と茶圓将裕氏、Ambitious AI株式会社Co-Founderの林駿甫氏、株式会社エキスパート代表取締役の七里信一氏の4人によるトークセッションが行われ、プロンプトの重要性や、生成AIの可能性について、熱い議論が繰り広げられました。この日イベントの司会を務めていただいた、女優の寺田有希氏がモデレーターを務めました。

当日の様子はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=Yv5TWIITgtU

<主なトークテーマ>
※この文章は生成AIで要約しています。

・プロンプトの基本概念
 プロンプトは、AIに対する質問や要求を明確にするための指示であり、効果的なプロンプトは、AIによる回答の質を高め、望む情報や行動を引き出すキーとなります。プロンプトをAIとの対話における「道しるべ」と捉え、精密な指示がなければAIの能力は最大限に活かされません。

・プロンプトの日常的な使用
 日々の業務において、プロンプトはコミュニケーションの効率化に寄与します。例えば、「8+1」の公式は、プロンプトを効果的に構築するためのフレームワークを提供し、これに従って情報を組み立てることでAIの回答がより精確になります。

・プロンプトエンジニアリング
 プロンプトエンジニアリングは、AIが望む応答を行うために、言葉の選択と組み合わせが極めて重要です。言葉一つ一つに意味があり、それぞれがAIの回答に影響を与えます。名詞、動詞、形容詞を熟考し、それらを組み合わせることで、プロンプトはより明確な方向性を持ち、AIにとって理解しやすいものとなります。プロンプトアーティストは、言葉を丁寧に選び、AIに意図を正確に伝えることで、望む結果を導き出す技術を磨いています。

・GPTの新機能の発表
 同日に発表があったOpenAI社のGPTの最新アップデートでは、より長いトークンの処理能力が備わり、これにより長編ドラマの台本作成などの複雑なタスクが可能になりました。新機能によって、GPTはより高度なプロンプトに対応し、特化した分野での専門知識を活用できるようになり、これによりプロンプトエンジニアはAIを使った新たなソリューションを提供する機会を得ました。

・プロンプトエンジニアの未来
 プロンプトエンジニアリングの重要性は、AI技術が日常業務を変革する中でますます高まっています。AIを活用した効率化により、企業は人件費を削減し、より戦略的な業務にリソースを割り当てることができます。プロンプトエンジニアは、複雑なAIシステムと人間の間の架け橋としての役割を果たし、効果的な対話を実現することで価値を生み出しています。これは、プログラミング能力だけでなく、言語学、心理学、コミュニケーションの専門知識を持つ人材にとって大きなチャンスです。プロンプトエンジニアは、AIが提供する結果を最適化するための鍵となり、将来的にはAIをさらに自立的で知的な存在へと導くためのスキルが求められるでしょう。これは新たな専門職としての地位を築く可能性を持っており、経済的な価値だけでなく、社会的な影響力も持つ重要な職種になると予想されます。

  • 【報道関係お問い合わせ先】

    ●GMOインターネットグループ株式会社
     グループコミュニケーション部 広報担当 青柳
     TEL:03-5456-2695
     E-mail:pr@gmo.jp

会社情報

  • GMOインターネットグループ株式会社

    株式情報 東証プライム(証券コード9449)
    所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
    代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
    事業内容 ■インターネットインフラ事業
    ■インターネット広告・メディア事業
    ■インターネット金融事業
    ■暗号資産事業
    資本金 50億円
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