GMOグローバルサインとDTS WESTが
学修歴証明書の電子化で協業開始
～セキュリティ対策を施し、改ざん防止・発行元証明とDXを同時に実現～

　GMOインターネットグループのGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社の連結企業群で、電子認証サービスを展開するGMOグローバルサイン株式会社（代表取締役社長：中條 一郎　以下、GMOグローバルサイン）と株式会社DTS WEST（代表取締役社長：勝亦 隆泰　以下、DTS WEST）は、2024年6月18日（火）に、業務提携契約を締結いたしました。今後、両社は学修歴証明書の電子化において、セキュリティ強化、信頼性向上とDXの同時実現にむけた商材開発を進めるため、この分野で協業を開始いたします。

【協業の目的】

　DTS WESTは「文教ソリューション」（https://www.dtswest.co.jp/service/educational-solution/）として、大学や研究機関に向けて学生・教員・事務向けWEBシステムなどを開発から基盤構築、運用保守を組合せ提供しています。今回の協業では、文教ソリューションの中でも卒業証明書や成績証明書など『学修歴証明書発行』の運用ノウハウと、GMOグローバルサインがこれまでグローバルに提供してきた電子署名、タイムスタンプ、eシールの技術を連携させた学修歴証明書の電子化ソリューションの開発を進めます。これにより、学修歴証明書において、より信頼性の高い発行元の担保や改ざん検知など、セキュリティ面で大きなメリットをもたらします。また、学修歴証明書の電子化は、環境負荷の削減や効率的な運用を可能にし、持続可能な開発目標（SDGs）の達成にも寄与します。このように、セキュリティ、DX、SDGsの側面から本分野の普及促進に努めてまいります。

【GMOグローバルサインとは】

　GMOグローバルサインは電子認証サービスが登場し始めた初期段階の1996年にベルギーでサービスの提供を開始し、ヨーロッパで初めてWebTrustを取得した認証局です。ベルギー政府関連機関への数多くの実績を持ち、eID^(※2)（BELPIC)をはじめとするベルギー電子政府プロジェクトの最上位認証局である、ベルギー政府認証局への認証を行っています。2006年にGMOインターネットグループにジョインし、政府レベルのセキュリティを、日本をはじめワールドワイドに販売展開しております。2023年には、SSLサーバ証明書をはじめとした2,500万枚の電子証明書発行実績と、政府関連機関や大手企業へ多数の納入実績があります。
　また、『CABF(CA/Browser Forum)』^(※3)、『Anti-Phishing Working Group』に参加し、電子証明書市場のリーディングカンパニーとして積極的な活動を行っています。さらに、2018年5月からは、Adobe が2016年に設立した電子署名業界および学術界の専門家から構成される国際団体「クラウド署名コンソーシアム」に加盟し、国際的な法規制を遵守したクラウド上の電子署名の実施におけるオープンな標準規格の決定に参加しています。

（※1）ベルギーの電子政府プロジェクトの一環として始まった国民ID カードプロジェクト。12歳以上のベルギー全国民に対して電子証明書入りのIDカードが配布される。
（※2）電子認証事業者及びブラウザベンダを主な構成メンバーとする、電子証明書サービスをとりまく課題解決についての議論や業界ガイドライン作りを行っている世界レベルのボランティアフォーラム

【株式会社DTS WESTとは】

　1979年に設立し、地域に密着した「共創」を通じて顧客の期待を超えるシステムを提供しています。最新の技術を積極的に取り入れ、お客様に最適なシステムを提案し、継続的に付加価値を提供しています。
　消防・防災システムの開発をはじめ、大学、自治体向けなど社会貢献度の高いシステム開発を手がけ、地場の製造業向けにも課題解決を図るソリューションの提供など地域に密着したITソリューション企業です。関西、中京を地域基盤とし、地域社会とともに成長し幸せになることを理念としています。
　非接触型のタッチパネルを搭載した、大学様向け証明書発行機（Toucher le ciel）を製造販売しており、新しいスタンダードとしてご提案し、利用者である教員様、学生様へ安心・安全なソリューションをお届けしています。
　製品紹介URL：https://www.dtswest.co.jp/service/non-contact/