IDaaSの「GMOトラスト・ログイン」、
SaaSベンダー向け「リファラルプログラム」を開始
～株式会社カオナビとパートナー契約を締結～

　GMOインターネットグループのGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社の連結企業群で、電子認証サービスを展開するGMOグローバルサイン株式会社（代表取締役社長：中條 一郎　以下、GMOグローバルサイン）は、提供する企業向けシングルサインオンサービス（IDaaS）「GMOトラスト・ログイン」において、2024年11月19日（火）よりSaaSベンダーに向けた「リファラルプログラム」を開始します。
　なお、今回の「リファラルプログラム」のリリースに際し、株式会社カオナビ（代表取締役社長 Co-CEO：佐藤 寛之）とリファラルパートナー契約を締結いたしました。これによりタレントマネジメントシステム「カオナビ」をご利用のお客様のパスワード管理、セキュリティの課題解決に貢献してまいります。

・「リファラルプログラム」についての詳細はこちら：https://trustlogin.com/referral_program/

【SaaSベンダー向け「リファラルプログラム」とは】

　このプログラムは、「GMOトラスト・ログイン」と連携したSaaSベンダー様からそのサービスをご利用中のお客様をご紹介いただき、導入成約に至った場合、ご紹介料をお支払いするプログラムです。これにより、SaaSベンダー様は自社サービスの拡大や向上に専念しつつ、追加開発や営業負荷をかけることなく、お客様のセキュリティニーズに対応できます。

■対象条件：「GMOトラスト・ログイン」とSAML認証連携済み、
　　　　　　またはこれからSAML認証連携が可能なSaaS提供ベンダー企業様
■締結事項：「GMOグローバルサイン」とSaaSベンダー企業間での
　　　　　　「取次パートナー契約書」の締結
■取引・発注：顧客様とGMOグローバルサインの直接契約

【SaaSベンダー向けプログラム開始の背景】

　2023年に日本国内のSaaS市場は1.4兆円に達した見込みとなり^（※1）、業界に特化した機能や国内企業の業務にマッチする仕様を備えた多くのSaaSが提供されています。それに伴い企業は、業務に応じたさまざまなアカウントのIDとパスワードを扱う必要があります。アカウント情報が増加する一方で、2023年の不正アクセス行為の認知件数は過去5年で最大となっており、またその手口はID、パスワードなど認証情報の窃取が90％を占めています。^（※2）
　増加するアカウント情報に対応するため、多くの企業でSaaS利用におけるパスワード管理やセキュリティリスク対策のニーズが高まっています。

　しかしながら、セキュリティ関連の機能は専門的な知識を要するため、自社でパスワード管理やセキュリティリスクに対応するには、コストやリソースの課題が生じてしまいます。

　ここで、企業向けシングルサインオン、認証セキュリティ機能を提供する「GMOトラスト・ログイン」を利用することで、SaaSを利用している企業のパスワード管理、セキュリティの課題を解決します。SaaSベンダーは「GMOトラスト・ログイン」とSAML認証連携するだけで、自社で補えきれない範囲の機能を開発する必要がなくなり、顧客の要望に対応することができます。また、本プログラムでは、既存のSaaSユーザー企業が「GMOトラスト・ログイン」を導入する際には、SaaSベンダーに一部の導入費用還元を行います。

　このリファラルプログラムでは、多くのSaaSベンダーやSaaS利用企業の課題を同時に解決し、SaaS市場を活性化させることを目指します。

（※1）One Capital株式会社「独立系VCのOne Capital、SaaS市場のトレンドをまとめた「Japan SaaS Insights 2024」を公開」2024年3月26日：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000061145.html
（※2）国家公安委員会、総務大臣及び経済産業大臣「不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の
状況」2024年3月14日：https://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/240314_r5siryo.pdf

【株式会社カオナビ アライアンス事業本部　本部長　髙岡 森生様からのコメント】

　GMOトラスト・ログインとのリファラルプログラムを締結でき、大変喜ばしく存じます。
　相互でのサービス紹介を通じて、お客様が両社のシステムを導入することで、お客様のさらなる利便性向上、セキュリティの強化に貢献できると確信しております。
　今後もカオナビは、GMOグローバルサインとのパートナーシップを強化していきながら、お客様の課題解決に貢献してまいります。

【GMOグローバルサイン株式会社 専務取締役 武信 浩史からのコメント】

　私たちGMOグローバルサイン株式会社は、企業にとって重要な情報保護と認証におけるセキュリティ課題を解決することに焦点を当てています。このたび、SaaSベンダー様向けに『リファラルプログラム』を開始することで、日本国内のSaaS市場がさらに活性化し、企業の業務効率化に寄与すると確信しております。

　この取り組みは、ただのビジネスの拡充だけでなく、我々の使命であるセキュアなデジタル社会の形成に向けた一歩でもあります。リファラルプログラムを通じて、お客様のビジネスがよりスムーズで安全に展開できるようサポートしてまいります。これからも『GMOトラスト・ログイン』をお使いの皆様と共に歩んで参りたいと思っております。

【「カオナビ」について】（URL：https://www.kaonavi.jp/）

　「カオナビ」は社員の個性・才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステムです。社員の顔や名前、経験、評価、スキルなどの人材情報を一元管理して可視化することで、最適な人材配置やリスキリング推進といった戦略的なタレントマネジメント業務を可能にします。そして、社員一人ひとりの価値を最大限に引き出し、人的資本経営の実現を支援します。

【「GMOトラスト・ログイン」について】（URL：https://trustlogin.com/）

　「GMOトラスト・ログイン」は、導入のしやすさ、サポート品質、価格への満足度を含むサービス総合満足度No.1^（※3）に選ばれている企業向けシングルサインオンサービス（IDaaS）です。SAML2.0のプロトコルに汎用的に対応したフェデレーション方式のシングルサインオンに加え、フェデレーション方式に非対応なWebシステムやクラウドサービスのIDパスワード情報の管理・代理入力実行によるログイン作業工数の削減が可能なフォームベース認証に対応しています。これらの複数のシングルサインオン方式に対応することで、「業務に関するシステムへのログイン」を広くカバーします。
　また、多要素認証やアクセス制限機能を提供し、認証時の信頼性の向上・第三者からの不正アクセスの防止につながり、ゼロトラスト時代の多層的なセキュリティの強化を実現します。

（※3）SaaS比較・口コミサイト「ITreview」にて発表される「カテゴリーレポート2024年Summer」におけるSSO（シングルサインオン）部門で、サービス全体への「満足度」に加え、「導入のしやすさ」「サポート品質」「価格への満足度」にて「No.1」を獲得しています。（参考：https://www.itreview.jp/categories/sso/reports/1561）

＜サービス概要＞

サービス名	GMOトラスト・ログイン
ご利用料金	基本機能無料
基本機能 （無料）	■シングルサインオン 「フォームベース認証」、「SAML認証」、「Basic認証」など7,844サービス（※4）に対応 ■アクセス制限 ■ID管理 企業のシステム管理者が、従業員が利用する業務用アプリケーションのID・パスワード管理を行える機能です。 ■ログ・レポート機能 企業のシステム管理者が、従業員のサービス利用状況をレポートとしてリアルタイムで確認できる機能です。パスワードの変更履歴も管理できるため、Pマーク（※5）取得更新時などの監査レポート作成にも利用できます。
有料機能	■外部IDP連携（SAML）　 　　　　　 ■（多要素認証）ワンタイムパスワード ■（多要素認証）IPアドレス制限　　　 ■Active Directory連携（※6） ■（多要素認証）クライアント認証　　 ■SCIM IDP連携 ■プロビジョニング（ID）連携　　　　 ■セキュリティポリシー（プロプラン） ■Windows統合認証デスクトップSSO（プロプラン） ■パスワードレス（プッシュ通知）認証（プロプラン） ■デバイス証明書（プロプランオプション） ■FIDOパスワードレス認証（プロプラン） ■SIEM連携（プロプラン）
国際規格	情報資産のセキュリティ管理において「ISO27017」認証取得
申込方法	以下の申込フォームから、必要事項をご入力のうえ、お申し込みください。 ※シングルサインオン機能は無料 URL：https://portal.trustlogin.com/users/sign_up

（※4）2024年11月1日時点。
（※5）一般財団法人日本情報経済社会推進協会（JIPDEC）が認定した、個人情報について適切な保護体制を整備している事業者に付与されるロゴマーク。マークを付与された事業者は、事業活動に関してその使用が認められる。
（※6）Microsoftが開発したWindows Serverの機能の1つで、オンプレミス環境において、ネットワーク上に存在する様々なシステムのユーザー情報や権限などを集約・管理できる仕組み。