2025年3月17日
生成AIで教務DXを加速!
東京都立小平高等学校が実施のCBT形式定期考査に
「コエテコStudy byGMO」が採用
~「GIGAスクール構想」による試験運営のデジタル化、教育現場の教務効率化に貢献~
東京都立小平高等学校が実施のCBT形式定期考査に
「コエテコStudy byGMO」が採用
~「GIGAスクール構想」による試験運営のデジタル化、教育現場の教務効率化に貢献~
- GMOメディア株式会社
GMOインターネットグループのGMOメディア株式会社(代表取締役社長:森 輝幸 以下、GMOメディア)が提供する科目「情報I」DXツールの「コエテコStudy byGMO」が、2025年3月5日(水)実施の東京都立小平高等学校(以下、小平高校)の科目「情報I」の定期考査に採用されたことをお知らせいたします。
「コエテコStudy byGMO」は、生成AIで問題が作成できるほか、CBT形式(※1)での出題が可能です。文部科学省では「GIGAスクール構想」の一環で、小中高生に1人1台の端末導入を推進しており、これを受けて試験運営のデジタル化も期待されています。今回の事例により、定期考査へのCBT形式の導入拡大により、教務効率化・教務DXがさらに拡大していくことを期待しています。
(※1)CBTとは、Computer Based Testingの略で、コンピュータを使用した試験方法のことです。
【定期考査へのCBT試験採用の背景】
■定期考査運営の課題
従来の紙形式の定期考査では、問題作成、形式の整備、印刷、回収、採点、返却まで多くの手間と時間がかかり、教員に大きな負担を強いてきました。特に受験者数が多い学校では採点が長期化し、生徒への迅速なフィードバックが難しいという課題があります。
これらの問題は教育現場の効率を低下させる要因となっており、教育の質向上や働き方改革の観点からも、効率的で迅速な試験運営の実現が求められています。
■「GIGAスクール構想」実現に向けた小中高生に1人1台端末環境整備を促進
文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」は、ICTを活用し、新たな学びの環境を構築することを目指す取り組みです。この構想により、小・中学生への1人1台の端末配布だけでなく、高校生においても1人1台の端末整備が促進されており、小中高において安定したICT環境が整備されつつあります。
定期考査についても、問題の配布、解答、採点に至るまで端末を用いることで、教員の業務負担軽減やペーパーレス化の推進が求められています。
【CBT形式による定期考査運用の効率化】
これらの課題を解決するため、AI技術を活用した科目「情報I」DXツール「コエテコStudy byGMO」を用いた定期考査が小平高校にて実施されました。従来の紙形式での試験運営で課題となっていた作業を大幅に効率化するだけでなく、試験の運営全体をシンプルかつスムーズな試験運営を実現しました。
さらに、定期考査のICT化への課題の一つとして考えられていたカンニングに対する防止機能も搭載しており、公平性を保ちながら試験の実施を可能としました。
■解決できる課題
・作問の効率化
「コエテコStudy byGMO」の問題ジェネレーター機能を活用することで、AIが下書きとなる問題を自動生成。教員はその問題を調整・確認するだけなので、作問に係る時間を大幅に短縮。すでに収録されている問題をそのまま使用することも可能。
・印刷・配布作業の削減
試験問題の印刷や生徒への配布作業が不要になり、生徒の端末へ試験を配信するのみ。これにより、ペーパーレス化も実現。
・回収・採点の自動化
試験終了後、生徒が回答の「提出」ボタンを押すだけで全てのデータが即座にシステム上で保存されるため、試験問題の回収や整理の手間が不要。また、AIが即時採点を実施。これにより採点業務がゼロとなり、人的ミスも防止可能。
・迅速な結果返却
ワンクリックで生徒に試験結果を返却することが可能。これにより、試験後すぐに生徒が自身の結果を確認し、振り返りに活用できる。
■カンニング防止機能
・フルスクリーンモードの強制
試験中は端末が自動的にフルスクリーンモードに切り替わり、試験画面以外の操作ができなくなる。
・別画面操作の禁止
試験中に複数の画面や別アプリケーションを開くことを制御。これにより、外部情報へのアクセスや画面切り替えによるカンニング行為が防がれる。
【CBT形式での定期考査を実施した小平高校のコメント】
従来はマークシートを多用していましたが、採点の効率化や問題の流用が可能な点に魅力を感じ、CBT形式を導入しました。
CBT形式での試験実施へ向けて、授業内で小テストによる事前練習を行い、生徒たちの準備を進めました。一部、生徒の中には画面ロックや操作に不安を感じる声もありましたが、「情報科らしい」と前向きな反応が多かったです。教員に対しても事前に監督方法やトラブルがあった際の対応についても周知し、通常の考査監督と同じように対応できることを説明したため、スムーズな受け入れができました。
今後は、出題方法の工夫や図表が表示されなかった場合の対応、覗き見防止対策などに取り組みながら、さらに円滑な運用を目指していきたいと思います
■CBT形式での定期考査により削減できた時間内訳
合計:約6時間
・紙で印刷する時間:約1時間
・折り機で用紙を折り、揃える時間:約1.5時間
・マークシートを読み込む時間:約1時間
・記述の採点:約1.5時間
・返却用の印刷時間:約1時間
結果的に、作問にかかる時間を除いて、合計で約6時間の削減につながりました。一方で、想定外だったのはキーボードからの入力ができない生徒がいたため、一部、紙での回答が必要になったことで確認に約1時間半を要しました。
【今後の課題と展望】
「コエテコStudy byGMO」を活用したCBT形式での試験導入は、試験運営の効率化や教員の業務負担軽減において高い効果を発揮しています。しかし、さらなる普及に向けては、導入コストや、生徒全員のテスト環境を完全に統一することに伴う課題が依然として残されています。具体的には、端末の時計設定のズレによる制限時間の誤差や、充電切れ、PC故障への備えといった運用体制の整備が必要です。
また、文部科学省が2027年度から全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)をCBT形式へ全面移行する方針を発表していることから、今後、CBT形式を導入する学校が急速に増加すると予想されます。
「コエテコStudy byGMO」では、制限時間の厳密性を上げる機能や、先生が作問した問題を「コエテコStudy byGMO」へ自由に登録できる機能のほか、学校教育における他科目への対応など、今後も現場で発生する個別のケースにも柔軟に対応できるよう、迅速に機能開発を進めていく予定です。さらに、専門学校やリスキリングを目的とした社会人向け教育など、高校教育以外の領域への展開も予定しております。引き続き、教育現場からの声を丁寧にヒアリングし、使いやすく信頼性の高いサービスへと改善を重ねてまいります。
【「コエテコStudy byGMO」について】(URL:https://study.coeteco.jp/top)
「コエテコStudy byGMO」は、科目「情報I」やその代替科目の教員がテストや宿題を簡単に作成することができるツールです(※2)。昨今の教育現場では、科目「情報I」に対して、プログラミングやデータサイエンス、情報デザインなど多岐に渡る専門知識を持つ教員の不足や、学習教材を準備する困難性の高さなど、様々な課題が存在します。これらの課題を解決するため、本ツールでは、科目「情報I」の教科書内容に沿った3,000問以上の問題の中から、生徒に配信したい問題を選ぶだけで簡単に課題を作成できる機能や、その採点・集計機能を通じて、教務DXの支援に貢献しています。
さらに、2025年度から大学入学共通テストに新たに科目「情報I」を追加されることを受けて、2024年10月より、AIに科目「情報I」の内容を学習させて作問した大学入学共通テスト対策問題の提供を開始しました。
(※2)この生成AIによる作問技術は、2024年10月に特許を取得しています。
【GMOメディアについて】(URL:https://www.gmo.media/)
GMOメディアは、創業以来インターネット上で自社開発・自社運営のサービス群であるメディア事業を中心に展開しています。現在はプログラミング教育ポータル「コエテコ byGMO」と美容医療の情報に特化した「キレイパス byGMO」の2事業を投資育成し、それぞれプログラミング教室や自由診療クリニックのDXを支援するサービスも展開しています。
さらに、ソリューション事業としてメディア運営で培ったノウハウを基にポイントサイトの構築・運営を支援する「GMOリピータス」や 成果報酬型の広告配信を行うアフィリエイトサービスプロバイダ「アフィタウン byGMO」、訴求力のあるギフトキャンペーンを簡単に実施できるギフトキャンペーンツール「ギフコ byGMO」など提携パートナーの収益化のサポートも行っています。
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【本件に関するお問い合わせ先】
●GMOメディア株式会社
事業開発本部 教育サービス事業部
TEL:03-5456-2626
E-mail:coeteco-support@gmo.media
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【報道関係お問い合わせ先】
●GMOメディア株式会社
コーポレート部 広報担当 黒田
TEL:03-5456-2626
E-mail:pr@gmo.media
●GMOインターネットグループ株式会社
グループ広報部 PRチーム 田部井
TEL:03-5456-2695
問い合わせフォーム:https://www.gmo.jp/contact/press-inquiries/
会社情報
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GMOメディア株式会社
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株式情報 東証グロース(証券コード6180) 所在地 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー 代表者 代表取締役社長 森 輝幸 事業内容 ■メディア事業
■ソリューション事業資本金 7億6,197万円
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