2025年4月10日

GMOインターネットグループ熊谷正寿が所蔵する
“動く肖像画”ジュリアン・オピー《People 14.》、
大阪・関西万博にて初公開決定

  • GMOインターネットグループ株式会社

 GMOインターネットグループ(グループ代表:熊谷正寿)は、世界的現代アーティスト ジュリアン・オピーの代表作《People 14.》を、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)にて展示することを決定いたしました。
 本作は、熊谷正寿が長年にわたり収集してきたオピー作品のひとつであり、“世界一のジュリアン・オピーコレクター”としても知られる熊谷正寿が、万博を訪れる多くの方々に「本物のアート」との出会いを届けることを目的に特別出展します。LED両面ディスプレイを用いたこの作品は、人々が行き交う様子をミニマルな表現で描いた「動く肖像画」。静と動が交錯する表現により、鑑賞者に新たな視覚体験を提供します。
 この展示を通じ、GMOインターネットグループはデジタル社会におけるアートの価値を再発見し、多様な文化の共生を促進するという社会的課題に貢献します。

【作品情報】

・作品名:People 14.
・アーティスト:ジュリアン・オピー(Julian Opie)
・制作年:2014年
・展示期間:2025年4月13日(日)~10月13日(月)
・展示場所:エンパワーリングゾーン オーストリアパビリオン隣
 (参考URL:https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/map?
・サイズ:幅1266mm × 奥行1040mm × 高さ2256mm
・素材:LED両面ディスプレイ
・作品概要:最小限の線と色彩で描かれた人々が、ディスプレイ上で歩みを進めたり、まばたきをしたりする。静的な肖像画に微細な動きを加えることで、「動く肖像画」という新たなジャンルを確立した。都市の風景に溶け込むような表現は、現代社会における人間の姿を象徴的に映し出している。

本作は熊谷正寿が所蔵し、通常はGMOインターネットグループ本社(渋谷セルリアンタワー)のオフィス入口に設置しているものです。大阪・関西万博の屋外展示に際し、ジュリアン・オピー本人とも協議を重ねたうえで、作品の内容はそのままに、展示環境に応じた新たなディスプレイ本体を特別に制作しました。

グループ本社 渋谷セルリアンタワーのロビーに展示されている「People 14.」

【ジュリアン・オピーについて】

1958年ロンドン生まれ。イギリスの現代美術を代表するアーティスト。
風景や人物など、アートにおける伝統的なモチーフをピクトグラムやアニメの表現を連想させるシンプルな描画と色彩表現により簡略化し、最小限の要素で表現するスタイルがアート界のみならず広義のカルチャーシーンで大きな支持を集め続けている。日本美術にも造詣が深く、広重や歌麿などの浮世絵の収集家でもあり、作風への影響もよく知られている。ニューヨーク近代美術館、大英博物館、テートギャラリー、ステデリック美術館など世界の主要な美術館に作品が収蔵されており、日本では東京国立近代美術館、国立国際美術館、高松市等にコレクションされている。
近年の展覧会としては東京オペラシティアートギャラリー個展(2019年)、レンブルック美術館(ドイツ、2019年)、ベラルド美術館(ポルトガル、2020年)ニューランズハウスギャラリー(イギリス、2021年)、ヴェニスビエンナーレ(2022年)などがある。
Blurのアルバムジャケット、英国ロイヤルバレエ団やU2のステージデザインなど、アートの枠を越えたプロジェクトも多数手がけている。

【展示の背景―熊谷正寿のアートへの想い】

今回の展示は、GMOインターネットグループ代表 熊谷正寿の「アートを通じた社会貢献」という理念に基づいて実施されます。
熊谷は、アートを「心を豊かにし、創造性を刺激する源泉」として位置づけており、なかでもジュリアン・オピーの作品に深い共感を寄せ、世界一とも称される規模のコレクションを所有しています。

■熊谷正寿のコメント
ジュリアン・オピーは、非常に複雑な人間の姿を、極めてシンプルな形で表現するアーティストです。それは、複雑な仕組みを持つインターネットが「0」と「1」のシンプルな組み合わせで成り立っていることと重なります。この共通点に強く感銘を受け、「見かけの複雑さの中にこそ、真のシンプルさが隠されている」「物事の本質を見抜くことの大切さ」を多くの人に伝えたいと感じ、世界最大級のオピー作品群を収集してきました。また、「アーティストは作品を通じて表現し、コレクターは“キュレーション”――すなわち作品の選定、収集、展示という行為を通じて思いを表現する」と考えています。
特に、オピーの作品が世界的に高く評価されているのは、シンプルな表現の中に本質を捉える力があるからです。自らが広げてきたインターネットは、物の比較する時間やコストをゼロに近づけましたが、一方で本物・本質が大切な時代になりました。つまり、情報があふれる現代において、物事の本質を見抜く力はますます重要になっています。そうした力を養うために、パートナー(従業員)たちが日常的に本物のアートに触れることを大切にしています。
GMOインターネットグループのエンジニアやクリエイターには、感性や創造力を高め「自らが創るものすべてを、最高にカッコよく、美しく、気持ちよく」してほしい──その想いから、渋谷のグループ本社全体を「GMO Gallery」と名付け、ジュリアン・オピーの作品の常設展示を開始しました。

さらに、グループ第2本社が入居する渋谷フクラス内には、「バンクシー展 GMOデジタル美術館 東京・渋谷」を開設。バンクシーの作品を一般に公開し、誰もが気軽に「本物のアート」に触れられる場を提供しています。アートの力を広く社会に届けることも、企業として果たすべき重要な役割であると考えています。

そして今回、ジュリアン・オピーの作品を大阪・関西万博という国際的な舞台で展示することは、こうした想いを体現するものです。本展示が、GMOインターネットグループのパートナーだけでなく、世界中から万博を訪れる多くの人々にとっても、感性と創造性を育む特別な体験となることを願っています。

グループ本社 渋谷セルリアンタワー「GMO Gallery」

■参考

・オフィスでのアート展示 https://art.kumagai.com/gallery/
・バンクシー展 GMOデジタル美術館 東京・渋谷 https://banksy.tokyo/
・熊谷正寿のアートコレクション https://art.kumagai.com/

GMOインターネットグループは、テクノロジーとアートの融合による心豊かな社会の実現を目指し、今後も多様な文化的価値を発信してまいります。2025年大阪・関西万博にて、ジュリアン・オピーによる唯一無二のアート体験をお楽しみください。

以上

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  • 【報道関係お問い合わせ先】

    ●GMOインターネットグループ株式会社
     グループ広報部 PRチーム 新野
     TEL:03-5456-2695 
     問い合わせフォーム:https://www.gmo.jp/contact/press-inquiries/

会社情報

  • GMOインターネットグループ株式会社

    株式情報 東証プライム(証券コード9449)
    所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
    代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
    事業内容 持株会社(グループ経営機能)

    ■グループの事業内容
    インターネットインフラ事業
    インターネットセキュリティ事業
    インターネット広告・メディア事業
    インターネット金融事業
    暗号資産事業
    資本金 50億円
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