2025年4月24日

GMOインターネットグループ、
スキルをバッジ化し、社内ポータルで公開
「AI人財」の可視化を実現

  • GMOインターネットグループ株式会社

 ”すべての人にインターネット”をコーポレートキャッチに、インターネットインフラ、インターネットセキュリティ、インターネット広告、インターネット金融、暗号資産事業を展開するGMOインターネットグループ(グループ代表:熊谷 正寿)は、「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」を掲げ、グループをあげた生成AIの活用・業務効率化の取り組みを進めています。
 今回、パートナーのAIの業務活用率が90%を超えた次のステージとして、業務効率化の先にある本質的な価値創造へと進化させるべく、AIやRPAのリスキリング講座「虎の穴」(※1)で習得したAIスキルを、グループ横断で全パートナー(従業員)が閲覧できる社内ポータルの「パートナー一覧」にバッジとして表示し可視化する仕組みを導入します。
 管理職には同バッジの取得を義務付け、これにより管理職のAI理解が深まりAI関連提案の承認プロセスがスムーズになるとともに、AI人財が正しい把握、評価、部門を越えたコミュニケーションの活性化、今までにないサービスの開発スピードの加速を実現します。
(※1)「虎の穴」は、主に非エンジニア向けのAI・RPA(自動化)リスキリング講座です。

【AI・RPAスキルバッジでAIスキルや業務自動化スキルを可視化】

 AIの活用率が90%を超え、GMOインターネットグループではAI導入による「仕事の質の向上」を目指す中、「虎の穴」で習得したAIスキルを「パートナー一覧」上にバッジとして表示し、実務的なAIスキルの可視化を実現します。本取り組みには以下の特徴があります。

1.AIスキルのバッジ表示による可視化
「誰がAI人財なのかひと目でわかる」
・「虎の穴」で習得したAI・RPAスキルを具体的なバッジとして「パートナー一覧」に表示
・「セキュリティ」「RPA開発」「AIツール活用」など、実務的なスキルを細分化し誰がどんなスキルを持っているかが分かる
・「Dify」「Power Automate」等、具体的なツールやプラットフォームも「虎の穴」のレベルに合わせてどの程度の難易度まで習得ができているかが分かる

2.AIスキル人財が増えることによるコミュニケーション促進
「AI関連の開発を非エンジニアも理解」
・部署や階層を超えて、必要なAIスキルを持つ人財を特定可能
・プロジェクト単位での適材適所の人財アサインを実現
・AI人財が関わることで橋渡し役となり、エンジニアとのコミュニケーションも円滑に

3.管理職のAI理解促進とコミュニケーション活性化
「AI人財を正しく評価できる管理職」
・管理職がチーム内のAIスキル保有者を把握することで、AI活用提案の理解と承認がスムーズに
・AI人財を評価する側が、正しくAIを理解できている環境の構築
・管理職パートナーが修了必須の講座も設ける

4.「虎の穴」のオンデマンド化との連携
「自分のペースでAI人財になれる」
・AI、RPAのリスキリング講座「虎の穴」と連携し、習得スキルを自動的にバッジ化
・2025年4月~9月の6か月で1,000人のスキル可視化を目標(※2)
・講座は社内の専門家・技術者が講師となり、完全内製

(※2)4月14日から始めたバッジ付与において、4月17日時点で、全パートナーのうち483人がAI人財としてバッジ付与をされており、2025年9月までには1,000人のバッジ付与を目標としています。

【グループ内AI推進プロジェクト「AIしあおうぜ!」リーダー  李 奨培(り じゃんべ)コメント】

  AIの業務活用率が90%以上だとして、その中身はどうなのか、業務活用率が高まった結果、何を新しく創出したのか。本質的なAI活用の結果として、仕事の質は高まったのか、それがとても重要です。
 「パートナー一覧」にAIスキルがバッジで表示されることにより、グループ内の誰がどのようなAIスキルを持っているかが一目で分かるようになります。 パートナー間での「共通言語」や「共通知識」の確立はコミュニケーションを潤滑にし、相乗効果でAI関連サービス開発の質の向上、開発スピードの向上の両方に効果があります。
 これにより、単なる効率化を超えた新たな価値創造へのシフトが可能になります。2025年は、AI活用により、組織の創造性そのものを変革・向上することに努めます。

【GMOインターネットグループについて】

 GMOインターネットグループは、ドメインからセキュリティ、決済までビジネスの基盤となるサービスをご提供するインターネットインフラ事業を主軸に、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業を展開する総合インターネットグループです。
 また、「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」を掲げ、グループ全パートナーを挙げて生成AIを活用することで、① 時間とコストの節約、② 既存サービスの質向上、③ AI産業への新サービス提供を進めています。(※3) なお、生成AIを活用し、2024年は年間で推定約150万時間の業務削減を実現しています。
 お客様に喜ばれるサービスを迅速かつ低価格で提供するために、サービスは機器の選定から設置、構築、開発、運用までを内製化することを基本方針としています。そのため、グループ110社以上に在籍する約7,500名のパートナーのうち、ITのモノづくりを担う開発者(エンジニア・クリエイター)が50%を超えています。(2024年12月末時点)

(※3)参考URL 「AIで未来を創るNo.1企業グループ」実現への取り組みhttps://www.gmo.jp/ai-history/
GMOインターネットグループで実施するAI活用促進の例については別紙に記載をしております。

【別紙:GMOインターネットグループで実施するAI活用促進の例】

■①時間とコストの節約
1. 2023年4月より賞金総額1,000万円の社内公募コンテスト「AI(愛)しあおうぜ!ChatGPT業務活用コンテスト」を実施。AIに関する取り組みや新サービスへつながる作品が集まり、多くがサービス提供・実装しました。
2. AIに関する最新動向や最新ツールの理解を深める、専門家による「GMO AIセミナー」を定期開催しています。
3. AIに関するグループ内のポータルサイト「GMO Genius」を立ち上げ、プロンプトやGPTsの共有、その他情報共有等を行い、グループ内の「AIナレッジ」の共有を図っています。
4. 非エンジニアを対象としたリスキリング施策として、社内の有識者が講師となり、3か月間の短期AI人財育成プログラム「虎の穴」を実施しています。
5. 全パートナー受験必須のAIテスト「GMO AIパスポート」を実施しています。また、中途採用における選考でAIに関する課題を実施しています。
6. Slack上で使える「ChatGPT」等のアプリを提供し、情報が学習されないクローズドな環境で、有料ツールを利用できる環境を提供しています。
7. 2024年12月に、「AI 熊谷正寿」実現へのステップとして社内向け独自AIツールを提供開始しました。本ツールは「GMOイズム」を学習した“バーチャル知的ナビゲーター”です。(https://www.gmo.jp/news/article/9305/

■②既存サービスの質向上
 AIを活用し既存サービスへの機能追加による質の向上を測っています。生成AIによる文章や画像の生成等により、ドメイン、ホスティング、EC、広告、メディア、セキュリティ等幅広い領域でお客様にこれまで以上に利便性の高いサービスをご提供しています。詳しくはこちら(https://www.gmo.jp/ai-history/

■③AI産業への新サービス提供
AI産業を盛り上げるべくAIスタートアップの支援を進めています。
1. 2023年5月に、ハンズオン型CVC「GMO Web3株式会社」を、「GMO AI&Web3株式会社」へと社名変更しAIスタートアップ支援を拡大しています。すでに、有望なAIスタートアップへの支援を実施しています。
2. NVIDIA社のGPU「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」「NVIDIA L4 Tensor コア GPU」を搭載したAI開発者向けのGPUホスティングサービスを開始しました。(https://www.gmo.jp/news/article/8677/
https://ir.gmo.jp/pdf/irlibrary/gmo_disclose_info20240213_06.pdf
3. AI専門家とともに「GMO教えてAI株式会社」を設立し、生成AIプロンプトポータルサイト「教えてAI」を開始しました。(https://oshiete.ai/
4. 2024年6月に、GMO AI&ロボティクス商事株式会社(通称GMO AIR)を設立し、AIとロボット・ドローンの導入・活用支援を軸とした新たな事業を開始しました。(https://www.gmo.jp/news/article/9010/
5. 2024年11月に、「NVIDIA H200 Tensor コアGPU」と「NVIDIA Spectrum-X」イーサネット ネットワーキング プラットフォームを採用した「GMO GPUクラウド」の提供を開始しました。
https://www.gmo.jp/news/article/9271/

  • 【報道関係お問い合わせ先】

    ●GMOインターネットグループ株式会社
     グループ広報部 PRチーム 倉田
     TEL:03-5456-2695 
     問い合わせフォーム:https://www.gmo.jp/contact/press-inquiries/

会社情報

  • GMOインターネットグループ株式会社

    株式情報 東証プライム(証券コード9449)
    所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
    代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
    事業内容 持株会社(グループ経営機能)

    ■グループの事業内容
    インターネットインフラ事業
    インターネットセキュリティ事業
    インターネット広告・メディア事業
    インターネット金融事業
    暗号資産事業
    資本金 50億円
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